嫌味な先生 2 (和牛:水田さん) (ページ16)

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……

あれから1週間くらい経った日の朝のHR後。

1.2時間目は体育。
教室の鍵が閉まってるかを確認しに来た。

『っ……な、何してんの』

教室には体操服に着替えたAがいた。

今来て良かった…

来るんがちょっと早かったら
ちょうど着替えてたってことやろ？

…危なぁ……

A『あっ…お、おはようございます……』

『今来たん？…休むんかと思ってた。』

A『寝坊して……』

『そ、か……

てかお前聞いたで〜
亜生と別れたんやってな？』

……な、何言うてんねん俺！？

話す内容が見つからんからて
その話だけはしたらあかんやろっ…！？

A『ははっ……そう、なんだよね〜…』

あ、良かった。
そんな傷ついてる感じではないみたいやな。

『ついに本性バレたん？ww』

……あかん。
どこで話終わらせたらええか分からへん…

｢ふ〜ん｣で終わればええのに
何もう一歩突っ込んでんねん……

Aと普段どんな感じで話してたかとか
話すのが久々すぎて全然思い出せへん…

A『……まあそんな所かな…ははっ』

『そりゃ振られるわ〜
お前みたいに口答えばっかでうるさい子
が彼女とか亜生も嫌やろ〜』

いや俺…何言うてんの？
なんか自分でもよう分からん。

思ってもない言葉が
どんどん口から出ていく。

でもAは、
普通に笑って｢うるさいな｣とだけ言った。

さすがにフォロー入れなあかんと思って
話を変えようとしたら

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

A『あ…
じゃあ私2時間目から出るから。』

『あ、うん……頑張れ……』

そのまま行ってしまった。