ドSなご主人様 (ymin,arin短編集) 番外編

3.ありたか・SMプレイ ページ8

#○○side
ご主人様シリーズで攻め目線は初めてですので、お手柔らかにお願いします。


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伊野ちゃんが、インフルエンザに感染した。
この間の社交辞令パーティーで移されたらしい。

ったく、誰だよ病原菌持ってた奴。
ふざけんなよ。

知らないそいつに、怒りが募る。ずいぶんと伊野ちゃんが弱っているから尚更。


……まぁ、弱っている彼を抱くっていうのに興味はあったけれど。


「ダメです。心配になられるのは分かりますが、移ってしまったら大変ですので」


なぁんて高木が言うもんだから、会えるに会えない。

だから。


「じゃあ代わりに、高木を抱く」

「＿っ！ふ…ぁ、ん…ッ」


ドサリとベッドへ押し倒し、唇を押し付けて。
緩く開いた口から舌を侵入させた。

あぁ……久しぶり、この感じ。
二人ともイイけれど、伊野ちゃんと全然違う。
大人だから、キス上手いし、とにかく色気はんぱねぇし。


本当は元々、こうするつもりだった。
最初は涼介とやるつもりだったけれど、彼は彼で友達の家に行ってるし、第一抵抗しまくるもんね。
まぁ、可愛いんだけれど。

でも今は、結構 性 欲 有り余ってて。
だから、何シても受け止めてくれる、従順な執事を抱こうと思ったワケ。




唇を離せば、銀色の糸が俺らを繋いでいた。
それをぷつん切り、あるものを取りに行く為ベッドから離れる。

ここで、何も言わず服を脱ぎ出す高木は、最高にできた執事。
行為に移る前に ご褒美、と言わんばかりにもう一度、唇を交わした。


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