【募集企画】シェアハウスでの非日常

プロローグby蓮 ページ21

知ってたんだ。本当は、本物家族から僕は盗られたんだって。

偽の家族なんて大っ嫌いだ。僕は、前の暮らしの方が好きだった。

でも、こっちにきても幼馴染の二人は未だに幼馴染と言い、遊びに来てくれる。

偽の家族は、それを笑顔で歓迎するふりをする。

僕の関係者を殺そうと偽の家族は考えている。

現に、祖母は殺された。僕はその瞬間を見てしまった。

そして青い満月の日に幼馴染が一人殺された。

殺したのは、僕の義理の妹だ。

僕は、妹を憎んだ。

偽の家族は妹なんて興味が無かった。僕だけを溺愛していた。

だから、紅恋は認められるために殺したのだ。

それに、紅恋は幼馴染達を虐めていた。

それを知っていたのに、僕は怖くて助けれなかった。

それも僕が嘘吐きで怖がりで弱虫だったせいだ。

僕は変わった。変な能力も手に入れた。強くなった。でも、達成した瞬間に生きる意味を失った。

そんな事を思い出し、歩いていると何時の間にやら森の奥まで来ていた。

そこには、楽園と言っても過言ではない光景だった。

大きく広がる花畑。楽しそうに遊ぶ動物や鳥達。奥の方には、全く濁っていない透明で綺麗な湖。

此処全体を守るように育った森林。温かな日差しが照らす午後。

そして、一人。この屋形の持ち主なのか歌いながら動物と遊んでいる少女。

僕はその世界が本の中の物語のように感じた。

本当に凄かった。

「貴方はだーれ？」

「ッ！？僕は、一ノ瀬蓮。アンタは？」

何時の間にやら左にいた少女に驚きながらも名前を言う。

少女は、はにかみながら笑った。

「能力持ってるの？」

「持ってる」

僕が答えると少女は花が咲いたような笑みで

「ようこそ！幻想館へ。ここは、忘れられた者や辛い者たちが集まる楽園。
存在を知ったからには、能力持ちの人間はココへご招待して住ませるの。
ココに住んだら楽しいよ？まだ私一人だけだけど自然に囲まれた空間で
楽しく皆と過ごすの！それと、能力を持っている子は私の能力で探して捕まえるの」

「僕は帰れないでここに住むってこと？」

「大正解♪改めまして、私は吹雪川 真冬。久しぶりだね♪」

この館の主は僕の幼馴染だった。

「蓮の能力はなーに？」

昔からあざといのは変わってない。

「あ、あざとくないの！」

「あざと可愛い」

「可愛くない！」

「僕の能力は、過去や未来が見れる」

「私は何でも操れるの！いいでしょ〜？」

「あざとい」

「見た目チャラ男！」

「見た目だけだろ？」

「っ！」

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキーキャラ

水無月 杏

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