ウェデングベルが鳴り響いて_Takanori.I

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「ただいまー」

「おかえりなさい」

「お邪魔してます！こんばんは！」








...？


湊人は塾、結人はダンスで我が家に男はいないはずなのに聞こえてきた男の子の声。笑







「えーっと、…この子は？」

「お久しぶりです、成瀬翔です！」








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成瀬翔...


なるせかける...







「翔くん！！」

「はい！」







白い歯を見せてニコッと笑う爽やかイケメンボーイ。







「おっきくなったなぁ」

「はい！！中学でサッカー部に入りました！」







りっちゃん、そして翔くんは中学1年生。



りっちゃんはバレー部に、翔くんはサッカー部に入ったらしい。





4年ぐらい見ないうちに随分と背が伸びたなあ。







「今日はなんでうちに？」

「皆さんとお話ししたくて！泊まりにきました！」

「泊まり！？」









同じ建物内なんだから、まあいいじゃんって笑ってるAにりっちゃん。




よくねーよ！！
なんて俺の言葉も遮られ、




晩ご飯にするよ、玄関に突っ立ってないで剛典も入っておいで
って言うAの言葉に言われるがまま家に入った。






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そして晩ご飯のハンバーグもちゃっかり食べ
一緒にテレビを見て普通に家族みたい。笑






「翔、宿題教えてー！」

「俺もりっちゃんに分かんないところ教えてもらおうと思ってた！」






2人して勉強会を開催。



何とも中学生らしくて可愛い。






「りっちゃんここ分かる？」

「分かんない！翔くんは？」

「…分かんない」







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中学生になって新しく始まった英語の授業。

2人とも、手詰まったみたい。笑









「パパ教えて！」

「りっちゃんパパ教えて！」







いい？と見てくる2人、






「ん、いいよ。ここは、３単現で…」







可愛らしいまま、大きくなったな。と思った1日だった。








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