ウェデングベルが鳴り響いて_Takanori.I

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「この問題、分かる人！」

「はい！」








本日、参観日。


Aは珍しく熱を出し、ぎんちゃんとお留守番。

だから俺が参観日に行くことに。






授業は算数。

湊人や結人のときには参観日行くなんて余裕がなくて、こんな日が来るなんて思わなかったな。






「じゃあ、岩田さん。」

「はい、18です。どうですか。」

「正解です、よく出来ましたね。」









しばらくして莉津が当てられ、見事正解。

すると、教室の後ろで見てた俺を見てニコニコしながらピースサイン。






可愛いけど〜、ちゃんと授業は聞きなよ(笑)

なんて思いながらも俺もピースサインをして

すごいすごい って口パクしながら返す。






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教室掲示にはクラスのみんなが書いた習字。

俺と似て(？)字が上手いなぁ。笑




「一」に始まり、「豊か」なんて難しい字も。





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「パパ！終わったよ、帰ろう！」







みんなの習字を見てると学校が終わったみたい。






「帰ろうか、りっちゃん。」

「うん！パパ今日お仕事は？」

「休みだったよ、りっちゃん頑張ってたね？」

「今日ね、ママ来れないから誰も来ないと思ってたー
パパ来たから頑張ったよ！」








やっぱり参観日だから、来てくれないと寂しいよな。







「パパ！きてくれてありがとう！」







ありがとう！なんてニコーって笑ったりっちゃん。




家に帰ってからAにりっちゃんの話を飽きるほどしたのは、言うまでも無い。笑









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