ウェデングベルが鳴り響いて_Takanori.I

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たくさんの毎日を ここで過ごしてきたね


何度笑って 何度泣いて 何度風邪をひいて



たくさんの友達と ここで遊んできたね


どこで走って どこで転んで どこでケンカをして



さよなら ぼくたちの保育園

ぼくたちの遊んだ庭

桜の花びら降るころは ランドセルの１年生









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ピアノの伴奏に合わせて、
大きな口を開けて歌う君の成長を嬉しく思い、
また少しだけもの寂しくも思い、








「A、ティッシュ…」


「もう、うるさいなあ、笑
どうせティッシュじゃ足りないからハンカチ持ってて」






名前を呼ばれ大きな声で返事をし、
園長先生の前へと歩いて行く君。






君ができたと知った時、
人目もはばからず涙が出るほど嬉しかったこと







安定期に入ってもAの体調が良くなかったり、




家では双子の世話をしながら、
病院と事務所の行き来も大変だったけど







待望の女の子、






メンバーに自慢しまくったなぁ。








楽しいことも不安だったことも嬉しかったことも
走馬灯みたいに頭の中を駆け巡るから








「おっきくなったなぁ…」








帰り道の車の中でも目が潤んでは
Aに突っ込まれてた。笑








「ほいくえんたのしかったなぁ！」


「りょうちゃんとか以外は同じ小学校だよ」


「かーくんもおなじ！」


「よかったねー」









後ろの席に座る2人をバックミラーで眺めながら
感慨深い余韻に浸った。









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