それでも家族なんです__Takanori.I

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「あけましておめでとうございます〜」








この一言を皮切りに始まった1年も
早1ヶ月とちょっとが過ぎた。









「じゃあ行ってきます」

「頑張ってね」

「お兄ちゃんなら大丈夫」








珍しく東京に雪が積もったこの日。








「2人とも時間になったらちゃんと学校行ってね！」

「はーい！」









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「じゃあ行ってらっしゃい。」

「うん！また後でね〜」








受験会場へと湊人を送り出し

試験が終わるまで待機室で待つことにした。









いかにも教育ママ、なんて格好してるひととか

お高そうなお持ち物にちょっとびびったりしながら

ストーブで温まった部屋でぼーっとしていた。









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「終わった、」

「お疲れ様〜」








マフラーに顔をうずめて駆け寄ってきた湊人に
温かい飲み物を渡して帰路についた









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