我が家は今日も賑やかです__Takanori.I

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「今日疲れたでしょ、おやすみ。」

「りっちゃんも疲れたあ。ママおやすみ。」

「ママおやすみ。」






時刻は9時過ぎ、3人はベッドの中。
湊人なんかはもう既に夢の中。





リビングに戻ると缶ビールを机に出して
ケータイをいじっている剛典。






「そういえば帰ってから何話してたの？」

「ん？いつのこと？」

「なんか耳元でこそこそしてたやつ。笑」

「あ、あれねー…」






既に酔いが回ってきてるのか
嬉しそうに笑いながら剛典が話し出した。






「初めに湊人の話聞いてたら、
結人には聞こえないようにって俺の耳元で
結人はすごい頑張ってたから結人の方が上手でしょ？
でも僕負けないよ、って笑ってた。」






それから剛典は続けて






「結人は結人で、
湊人に負けないように頑張ったんだよ。
でも悔しいけど湊人の方が上手いんだって
言うんだよね、双子って凄いなあって思った。」





嬉しそうにそう言った。






「負けず嫌いは父親譲りかなあ。笑」

「かも知れないな、笑。」






ふざけたように私が言うと
そうかも 、なんてビール片手に笑ってる剛典。





「よかったね、剛典。」

「.. べーつに。」





そんなこと言ってるけど
にやける顔は隠しきれてない。



私も結構嬉しいんだよ。

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