remember-2 ページ31
「A〜今日放課後ひま?」
中学生も二年目。自然に声変わりをしたその声に話しかけられる。
「暇だけど…なに、テスト期間中部活ないの利用してゲームするつもり?」
「まあそれもあるけど普通に勉強しよ」
それもあるのか。
「いーでしょ?」
「ん、いーよ」
「どっちの家でする?あ、それか図書館でも行く?」
「ゲームするんならようへい家じゃない?」
「ゲームするきマンマンじゃんやば」
息抜きも必要でしょ、とカバンを持って椅子から立ち上がる。
「しょうがないわねー」
「なんでオネエなの」
ばかだなあ、あほしてるなあ。でもこの距離感が一番好きだ。
笑い合いながら靴箱までの廊下を歩く。
すると中庭に数人の女の子が目に入った。
その子達の視線はようへいにあって、1人の女の子をきゃあきゃあと押しながら離れていった。
中心にいた女の子の目は距離があっても分かるくらい光っていて、澄んでいて、熱を帯びてい
た。
…あの子、ようへいの事好きなのかな。
気づいているのか気づいていないのか、当の本人はなんでもない様子で靴を履きかえ私に行こと呼びかける。
それに応じて足早に駆け寄る。
とにかく、ここから早く離れたかった。
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しろぷげ(プロフ) - 蜜柑さん» 蜜柑さんありがとうございます!三途の川笑戻ってきてください〜笑先生の作品もまた書きますのでその際はよろしくお願いします! (2020年1月17日 21時) (レス) id: 50e0c3613f (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - 最高なんですか?え?ここは、、、天国?あっ、おじいちゃぁん。あっ、失礼しました。あまりにもいい神作品すぎて三途の川渡ってました笑本当にこんな神作品を私にありがとうございますっ!次のやふへゐ先生の作品も期待しています!! (2020年1月6日 1時) (レス) id: 759986fa33 (このIDを非表示/違反報告)
しろぷげ(プロフ) - 天さん» 天さんありがとうございます!そう言ってもらえて本当に嬉しいです……!構想は練ってあるので時期が来ればまた書こうと思っているのでその時はよろしくお願いします! (2019年12月29日 23時) (レス) id: 50e0c3613f (このIDを非表示/違反報告)
天(プロフ) - 本当に感動しました!!私もこんな作品を作れるようになりたいです……!またやふへゐ先生の作品を出していただけたらうれしいです!!これからも頑張ってください!! (2019年12月29日 17時) (レス) id: 8ed3243323 (このIDを非表示/違反報告)
しろぷげ(プロフ) - なぁさん» こちらこそ!見ていただいているとは思ってなかったのでとても嬉しいです!泣応援しています! (2019年3月16日 18時) (レス) id: e4f8d513cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろぷげ | 作成日時:2019年2月11日 23時