愛言葉と相執【はじめしゃちょーの畑】

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ラーメン屋から出て、駐車場までの道のりを4人がそれぞれ少し距離を開けて話しながら歩いていた。







そうすると、一番後ろを歩いていた私にはじめさんが寄ってきた。









「Aさん、ようへいくんと幼なじみなんですよね昔の話聞いてもいいですか」






「いいですよ、でもあの人あんまり変わってないですけどね」







そう言うとはじめさんは少し驚いた顔をする。







「ようへいくんは昔もっと明るいキャラだった〜みたいなこと言ってましたけどねえ」





「んん、それは確かにそうかもしれないけど本質的なところは変わらないから…ずっと一緒にいると変化に気づかないんですよね」







ああ、でも。






「でも、高校卒業してからは今年の春に再会するまで会わなかったから大人になっててびっくりしました」




「あーこいつも大人になるんだ！的な？」





「それもあるけど、対応がやっぱり大人になったというか…気を使えるようになったなあって」







前にいるようへいの方を見るとだいちさんにちょっかい出していた。





いや、いったそばから。









「大人……」







はじめさんもあれが？という顔をしている。





「すみません言いすぎたかも」





「ですかね〜」







話しながら笑うこの人の方こそ、動画で見る少年のような表情はなく、落ち着いている雰囲気を醸し出していた。








 









そしてその微笑みのまま、ゆっくりと話す。









「いや、でもよかったす。何か二人ちゃんと好きあってる感じするから」

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