冬の日 おうちデート 降谷さん�ぁ �ベレー帽さまリクエスト＊ ページ41
「んんっ……」
何かを喋ろうとして、口を少しだけ開けると狙ったように零は舌を入れてきた。
あたたかいようなつめたいような、柔らかい舌だった。
抵抗する意味も拒む意味もなく、私は零を受け入れた。
零が少し笑みを浮かべた気がする。
そのまま口内を零の舌が蹂躙していく――――
最初は互いの舌が絡みあって卑猥な水音が聞こえてきた。
恥ずかしくなって視線を逸らそうとするもできず、目をつむった。
感覚が研ぎ澄まされていく。零の舌は上あごを舐めたり、歯列をなぞったり、舌根をいじったり。
少しずつ少しずつ、意識が遠のいてくる。
同時にビリビリとした甘い電流が私の中を駆け巡る。
座ってるのすら辛くなって、私は零に凭れかかった。
すると零は名残惜しそうにキスをやめ、すっと私の唇を貪るように舐めた。
気が付くと私は肩で息をしている。息苦しかったのか、いやもう分からない。
頬がとても熱くなっていて、何でが知らないが涙が一滴垂れる。
「いいね、その顔」
薄れる視界で捉えた零の顔は笑っていた。
でもなんというか笑顔ではない、怪しい、艶めかしい表情。
「そそられる」
またぞわり、と言った感覚。
零に凭れかかっていたはずなのに、とても強い力で返され、ソファに押し付けられた。
ギシとソファが軋む音。あるいは心が軋む音？
部屋の照明に翳るように、零の顔が見えなくなる。
零は頭が追いついていない私にこう囁く。
「Aが悪いんだよ？ 誘ったのは君」
肩を震わせると、零は私の服の中に手を入れた。
零の大きな手が私の体を撫でていく――お腹まわり、胸の間。
わざとその『感じない』所に触れているようだった。
しかし『感じない』と言っても体はすこーしだけ反応する。
んっ、と声が漏れると零の手が胸の膨らみに移動した。
「どうされたい？」
零は一変、少年のようにキョトンと首を傾げる。
しかし、私が「え」と聞き返すとすぐに冷たく笑う。
反対の手で、私の両手を頭の上で押さえつけ、乱雑に服を捲り上げる。
暖房は入っていたが少し寒さが残る部屋の空気に晒された肌を零がまた撫ではじめる。
「……ねえ、もうやめよう？」
口から出たのはそんな言葉だ。
零の事は好き。凄い大好き。だけどこれ以上は怖かった。
『零が零じゃないみたい』。凄い好きなのに、怖い。
「なんで？ 痛い？」
零は押さえつけてた手を緩めた。(私が違うと首を振るとすぐにまた押さえつけるのだが。)
私は答えが見つからず、視線を泳がす。
冬の日 おうちデート 降谷さん�ァ �ベレー帽さまリクエスト＊→←冬の日 おうちデート 降谷さん�� ＊ベレー帽さまリクエスト＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アニオタ - やばいやばいやばい！！快斗くんやばい…っ！！！ (2018年6月3日 23時) (
レス) id: e9f436c148 (このIDを非表示/違反報告)
イヲハ(プロフ) - 桜の花びらさん» 深夜にレス失礼します。この作品の続編にリクエストを投稿しましたので、お時間のある時にご覧いただければと思います。リクエストありがとうございました。 (2018年1月20日 2時) (レス) id: da7fe4e2aa (このIDを非表示/違反報告)
イヲハ(プロフ) - ひよこさん» よかったです〜〜！ ぜひぜひ何度でもしてください〜〜！ 私も楽しかったです〜〜！！！ (2017年12月15日 23時) (レス) id: da7fe4e2aa (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - イヲハさん» ありがとうございます！！すごく面白かったです感動しました！ほんとに私が想像していたスコッチでした（n回目）またリクエストすると思いますがよろしくお願いします！笑そして昨日楽しかったありがとう〜 (2017年12月15日 6時) (レス) id: 7e626f0eed (このIDを非表示/違反報告)
イヲハ(プロフ) - シルビアさん» 深夜にレス失礼します。コメントありがとうございます。修正しようと思っていたのを忘れていました^^; ご指摘ありがとうございます！！ ありがとうございます、頑張ります！！ (2017年12月15日 1時) (レス) id: da7fe4e2aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
