春の日 GW合宿 降谷さん�Α �零音さまリクエスト＊ ページ16
「強情で自分の気持ちに素直になれないイケナイ子だな」
お仕置きが必要ですね、と囁かれ、瞬間、右耳に走る鋭い痛み。
初めて聞くようなイヤラシイ水音。
「せ、せんぱい……それ、ゃ……」
「……ん？ これがいいのか」
先輩の声が近すぎる。いま、私は先輩に何をされている……？
「反対側はどうだ？」
さっきと同じ痛みと音が左耳に走った。
痛いはずなのに、ふわふわする感覚に包まれる。
もしかして、これ、耳噛まれているんじゃ――。
「噛んでるんじゃありませんよ、甘噛みです」
心を読まれた様に言われる。
「噛んでほしいなら噛んであげますよ？」
相も変わらず、耳元で。
如何してほしいんですか、と聞かれながらまた水音。
噛まれてるだけじゃなくて――舐められている？
「せんぱい……き、汚いです！」
自分でも声が震えているのは分かった。
「ちゃんとシャワー浴びてきたなら。それに……君なら汚くないですよ」
ペロリという音が耳の中で聞こえる。
不快、なはずなのに、きもちいいと思ってしまうのは何故？
「ほんとに……せんぱい、だめです、っっん。だめで……す」
「君はいつも嘘を吐くね。熱の事も、いまも」
心臓がうるさい。まともになれない。
どうすればいいのかわからなくなって、ただただ、先輩にしがみつく。
「『本当のこと言ってごらん？ A』」
「ほんとうのこと……」
「『今、僕にこうされるのは嫌ですか？』」
「いや……、じゃ」
ふふ、と先輩が嗤ったのが分かる。じゃの続きはと、先輩は催促する。
「……ない、です」
「声が小さいな」
「いやじゃ、ないです……！」
「よく言えました」
――声が一瞬離れた。
そして、背中に回されていたはずの手がいつのまにか、私の顎に添えられていた。
くい、と顔をあげられ、逸らしたくても目をそらせなかった。
「こっちを向いて」
「……ん」
逸らせないので、目を閉じてしまう。
息が、かかる。これってもしかして……。
「キス、されると思いましたか？」
「え」
目を開くと先輩が悪戯をした少年の目をしていた。
そしてにっこりと笑って。
「風邪の人とキスなんてしたらうつってしまいますし」
――ま、でも君がしてほしいならやらないこともないですけど？
と、煽るように先輩は言う。
「え、え……？」
「お子様のAさんには少々過激でしたか？」
ニコニコと先輩は笑顔を浮かべた。
その笑顔がいとおしくて、つい見つめてしまう。
やっぱり、先輩好きだああ。
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アニオタ - やばいやばいやばい！！快斗くんやばい…っ！！！ (2018年6月3日 23時) (
レス) id: e9f436c148 (このIDを非表示/違反報告)
イヲハ(プロフ) - 桜の花びらさん» 深夜にレス失礼します。この作品の続編にリクエストを投稿しましたので、お時間のある時にご覧いただければと思います。リクエストありがとうございました。 (2018年1月20日 2時) (レス) id: da7fe4e2aa (このIDを非表示/違反報告)
イヲハ(プロフ) - ひよこさん» よかったです〜〜！ ぜひぜひ何度でもしてください〜〜！ 私も楽しかったです〜〜！！！ (2017年12月15日 23時) (レス) id: da7fe4e2aa (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - イヲハさん» ありがとうございます！！すごく面白かったです感動しました！ほんとに私が想像していたスコッチでした（n回目）またリクエストすると思いますがよろしくお願いします！笑そして昨日楽しかったありがとう〜 (2017年12月15日 6時) (レス) id: 7e626f0eed (このIDを非表示/違反報告)
イヲハ(プロフ) - シルビアさん» 深夜にレス失礼します。コメントありがとうございます。修正しようと思っていたのを忘れていました^^; ご指摘ありがとうございます！！ ありがとうございます、頑張ります！！ (2017年12月15日 1時) (レス) id: da7fe4e2aa (このIDを非表示/違反報告)
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