冬の日 クリスマス 快斗さん�� ページ4
「ねえ快斗大丈夫？」
「何が？」
「なんか……その疲れてるみたいだから」
すると快斗はまたキョトンとしてから、Aのせいでなーと棘のある言い方をした。
「なっ……人が心配してあげてるのに!!」
「冗談冗談〜あーでも、疲れてるのはホント。……よっこらせっと」
次の瞬間、彼のとった行動に私は私を疑った。
「ちょ、快斗!? なにえっ!?」
快斗はそのままごろんと寝転がり、カーペットの上に正座していた私を枕にした。
――もといまるで、私が快斗を膝枕しているかのような状態になった。
突然のことで頭が追いつかない。
「枕変えてからよく寝れなくて……これならよく寝れそうだ」
「ねっねえふざけないでよ――」
すると快斗はむくりと起き上がり「嫌？」と問いかけた。
私は反射的に正座をやめた。多分体育座りしたと思う。
――いつもより快斗が近い、綺麗で大好きな顔が目の前に、ある。
「いや……じゃないけど」
回らない頭でひりだした言葉がそれだった。
彼の瞳は純粋そうで、しかし狡猾なように見えた。
「じゃあさ」
不意に彼は私に覆いかぶさるそしてペロリと舌なめずりをして、両の手で私の肩を掴んだ。
そしてそのまま力を入れられる――気づいた時には背中はカーペットにくっついていて、天井の照明を遮るように快斗が私の上にいた。
「これも嫌じゃない？」
そう言いながらニヤニヤ笑う快斗。
――これってもしかして、押し倒されてる……？
状況を理解した瞬間、羞恥心が募る。
目を、顔を逸らそうにもこの距離だし、起き上がろうとするも快斗に腕をがっしり掴まれていて無理だ。
「聞いてるんだけど？」
返事を彼は催促する。
私はショートした頭で、「いやじゃない……です」と告げた。
すると、ゆっくりと彼の顔が近づいた。お互いの息が顔にかかるまで。
心臓がうるさい、思考がままならない。
しかし次の瞬間彼の顔が向かって右側に逸れた。
「聞こえない」
逸れたのではなく逸らした。耳元でそう囁かれた。
いつも聞いてく声だがこんなに近くで聞いたことは無い。
なぜだかぞわりとした感じが走り、変な吐息が漏れた。
「聞こえないな、A。こうされるのは嫌？」
彼の表情は見えない。なんで急に――こんな。
「い、いやじゃない……です」
「聞こえないって」
また耳元で。
甘いとろけるような快斗の声、またあのぞわぞわとした感じが体中を巡る。
「ぜったいきこえてる」
「聞こえないなぁ」
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アニオタ - やばいやばいやばい！！快斗くんやばい…っ！！！ (2018年6月3日 23時) (
レス) id: e9f436c148 (このIDを非表示/違反報告)
イヲハ(プロフ) - 桜の花びらさん» 深夜にレス失礼します。この作品の続編にリクエストを投稿しましたので、お時間のある時にご覧いただければと思います。リクエストありがとうございました。 (2018年1月20日 2時) (レス) id: da7fe4e2aa (このIDを非表示/違反報告)
イヲハ(プロフ) - ひよこさん» よかったです〜〜！ ぜひぜひ何度でもしてください〜〜！ 私も楽しかったです〜〜！！！ (2017年12月15日 23時) (レス) id: da7fe4e2aa (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - イヲハさん» ありがとうございます！！すごく面白かったです感動しました！ほんとに私が想像していたスコッチでした（n回目）またリクエストすると思いますがよろしくお願いします！笑そして昨日楽しかったありがとう〜 (2017年12月15日 6時) (レス) id: 7e626f0eed (このIDを非表示/違反報告)
イヲハ(プロフ) - シルビアさん» 深夜にレス失礼します。コメントありがとうございます。修正しようと思っていたのを忘れていました^^; ご指摘ありがとうございます！！ ありがとうございます、頑張ります！！ (2017年12月15日 1時) (レス) id: da7fe4e2aa (このIDを非表示/違反報告)
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