・ ページ10
深澤side
翔太の驚いたような声に目を向けるとめめのかなりしんどそうな様子が見えた。
話し合いを中断して駆け寄ると想像以上に体調が悪そうで、部屋を移動しようとしたが、脱力しきっているめめは倒れてしまった。
ガタンッ!
岩本「おお.......!あぶな.......舘さん目黒横にしよ。目黒、そのままちょっと横にするからな。」
周りの机やパイプ椅子を避けて、来ていたパーカーを地面にひき、めめの状態を横にした。
目黒「ン.......ハァハァ.......」
深澤「めめ、わかる?めめ?」
目黒「.......コクッ.......」
肩を叩きながら声をかけるとうっすら目を開き、軽く頷いた。
渡辺「よかった。意識あって.......」
そこから少し意識が朦朧としたような感じが続き、やっと鮮明になってきたかと思いきや、戻しそうに息を詰めるめめ。
吐いたものがつまらないように状態を横にしてやると、溢れるように吐き出す。
目黒「.......ンエッ.......ゲロ.......ハァハァ.......ンエッ!ハァハァハァ.......」
阿部「おお、大丈夫大丈夫。苦しいね。」
阿部ちゃんが背中を摩って立て続けに何回か激しく戻している。
岩本「大丈夫大丈夫。出せば楽になるから。ゆっくり呼吸な。」
渡辺「フゥ.......ケホッ.......」
深澤「なべ?大丈夫?貰っちゃった?」
渡辺「ごめ.......やば.......」
小さく咳をした声が聞こえてふとなべの方を見ると、立ったまま腕を口に押し当てて、顔色を悪くしていた。
あ、貰っちゃったんだな
瞬時にそう思って声をかけると結構切羽詰っている感じ。
なべを外に出してやりたいけど、俺も俺でめめの体を支えてないと状態が倒れちゃうから手が離せない。
向井「しょっぴーちょっと外でよ。ふっかさんおれ連れてきますね。めめのことお願いします。」
さすが康二、周りが良く見えていて意外とこういう時に頼りになる。
翔太も心配だけど、まずは目の前のめめだよな。
結構激しく戻して汚れちゃってるし、さて、どうしようか。
388人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りおな(プロフ) - ここさん» コメントありがとうございます!検討してみますね!ぜひpart3も読んでくださると嬉しいです! (2021年7月31日 20時) (レス) id: 4d5a30720a (このIDを非表示/違反報告)
ここ - いつも楽しく読ませて頂いています!もし良ければ康二くんがいろいろな体調不良が重なるお話が見てみたいです!主様が良ければで大丈夫です!これからも更新楽しみにしてます!無理のないよう頑張ってください!! (2021年7月31日 18時) (レス) id: 3dc2a25844 (このIDを非表示/違反報告)
りおな(プロフ) - はるなさん» コメントありがとうございます!書いててとても楽しかったです笑 これからも読んでくださると嬉しいです! (2021年7月31日 0時) (レス) id: 4d5a30720a (このIDを非表示/違反報告)
ゑ(プロフ) - りおなさん» ありがとうございます。とても嬉しいです! (2021年7月31日 0時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - りおなさん» お話ありがとうございます。長めのお話で嬉しかったです。 (2021年7月31日 0時) (レス) id: 9d2d32f5ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りおな | 作成日時:2021年7月4日 16時