誕生日 iwfk ページ13
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30歳最後の仕事も終わって
晩ごはんなににしよーかな〜って考えながら廊下を歩く
ま〜30歳最後だし?ラーメンでしめるのもありだよねぇ…
なんて、明日胃もたれするような食べ物を思い浮かべながら歩いていると
「ん、やっときた」
今日はオフなはずのいわもっさんがたっていて
『…んえ?』
思わず変な声が出た
「なにその声笑」
速攻いわもっさんにつっこまれたけど
『ちょっ笑うなっっ!!』
口ではそーゆーけど、
この笑顔が30歳最後に見れてよかったな〜なんて
…ちょっと気持ち悪いね
いや、かなり気持ち悪いね
自分で言っておいてだけど
『あ…そういえばなんで照いるの?』
仕事ないでしょ?っていったら
「…30歳最後のふっかを見るのも、31歳最初のふっかを見るのも俺がいい」
そう少し恥ずかしがりながら言ってくれて
不覚にもドキッとした
それから視線がぶつかって
目を反らしたくても、照の目から離せなくて
どちらともなくキスをした
『…ね、ここ事務所』
「でも、ふっかもっとって顔してる」
獣のような目に吸い寄せられそうになりながらも
あと少しの理性で照を引き剥がす
これ以上はだめ、
そんな意味を込めて照のおでこにそっとキスを落とすと
まだ不満げな顔をする照の顔。
しょうがないな、なんて思いながら
照の首に腕を巻き付けて
『…帰ったら、俺の全部あげるから』
そう囁くと早歩きで車に向かう照
明日は立ち上がれないかもな、なんて思いながら照を追いかけた
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作者名:おやすみ | 作成日時:2022年11月23日 15時