家での光景 ページ3
「出来たよー。」
「美味そう！」
「流石、舘さん！」
実は俺と翔太と照は同居している。
どうしても俺と住みたいってしつこいから仕方無く3人でも何不自由ない広い部屋を借り、全て割り勘で生活している。
「簡単な物しか出来なかったけど、大丈夫？」
「これの何処が簡単なの？」
「俺らには無理だから。」
「あ、そうなの？」
「いただきます」と揃えて言う。
相変わらず、美味しそうに食べるなー。
こっちも作り甲斐があるわ。
食べ終えてお皿を洗っていると遠くから綺麗好きの翔太の声がした。
「涼太、洗濯物、出したー？」
「あーごめん。俺の部屋にまとめてあるから出してくれない？」
「うん、分かったぁ。」
何か声が甘いな。
俺、マズい事でも言ったか？
「暇だから俺が取りに行ってくるよ。」
「照は黙って筋トレしておけよ。」
「翔太が洗濯で忙しいから気を遣ってあげてるんだぞ。」
「俺は照が真剣に筋トレしてるから邪魔しない為に全部、俺がやるって言ってんの。」
何でこんな簡単な事でもめるんだろうか？
もういいや。
俺が取りに行こう。
「翔太、洗濯機に入れればいいの？」
「あー！もう取りに行っちゃったー！？」
「折角のチャンスがー！」
チャンスって何だよ。
そんなに俺の部屋に入りたいの？
俺の部屋に……入りたい。
「…っ、そ、そういう事っ！？」
思わず、顔を赤くしてしまう。
照と翔太が顔を見合わせている。
「…バカっ！」
俺は顔を手で覆う。
恥ずかしくて見れない。
「涼太、何で照れてんの？」
「照と翔太、今日の昼、抜きね。」
「何で！？」
「分かってるくせに…あーもう。2人が下心あり過ぎて引くわ。」
「バレた」と分かりやすい2人。
本当に困ったメンバーだよ。
「涼太ぁ、そんな悪い事、考えちゃってんのー？俺で想像しちゃったぁ？」
悪戯っぽく笑いやがって。
俺を何だと思ってる？
「翔太、開き直るな。後、照、黙って俺を抱き寄せんな。」
断ってんのに追い討ちをかけようとするのが、この小悪魔ども。
「愛してるよ、涼太。」
「俺も愛してるよ、舘さん。」
耳元でくすぐったい。
ぐっと体温が上がってドキドキしてしまう。
2人には俺は敵わないのかよ。
「…し、知ってるから…は、離れろっ。」
俺の反応すら楽しんでいる。
何なんだよ、本当に。
ムカつくけど、嫌いになれない。
それどころか、ますます、2人を好きになってんだよ。
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果恋 - こちらこそありがとうございます (2020年5月5日 22時) (
レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - 果恋さん» イベントごとや気分で更新していきます。メンバーの誕生日や季節ごとの行事など、マイペースですが、これからも作品を宜しくお願いします。 (2020年5月5日 22時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
果恋 - 本当ですか！ありがとうございます！ (2020年5月5日 22時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - 果恋さん» コメントありがとうございます！確かにあまり無いですよね涙 これからもマイペースですが、更新していきます！ (2020年5月5日 22時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
果恋 - 舘様が愛されている小説が珍しいので、すごく嬉しかったです！これからも更新お願いいたします！ (2020年5月5日 21時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤雪
| 作成日時：2019年12月21日 20時
