働く最凶メイド�� ページ9
カタカタカタ、と、無機質なタイプ音が部屋に響く。外からミィナの怒声が聞こえてくるが、問題ないだろう。
きっとまた新人がなにかやらかしたのだろう、ミィナは感情的になってしまう部分はあるが、訳なく人を怒ったりはしない。
『ふぅ……こんなものかな』
それにしても、このパソコンとやらで画期的に資料作成がやりやすくなった。これもロボロ様の努力と、エーミール様の知識の賜物だろう。
僅かな情報からここまで大きな進歩を遂げたのだから、やはり幹部様は素晴らしい。
『鬱様のところに行かねば』
資料を紙面化した後、少し早足で管制室へ向かう。先程は執務室にいたが、外出していなければ管制室にいるだろう。
『A・ファクトです。鬱様、総統閣下へのご連絡をしたく参りました。お時間ありますでしょうか』
「A様でしたか、現在鬱様は奥の部屋にて業務中です。」
『繋いでもらうことは出来ますか？』
「申し訳ございません、現在管制室には機密情報が開示されています。A様とて、お見せする訳には……」
『分かりました。では、総統閣下に”資料作成が終了したので、いつでも始められる”と、言伝を』
「はっ、承りました」
いい部下をお持ちになったな、鬱様。身分に左右されない、いい判断力を持った兵士だ。
彼が私に様付けなのは、仮にも私がメイド長という立場だからだろう。もう少し柔らかい敬語でも、私的には許容範囲なのだが。
[ミィナ、応答できる？]
mi[A様！どうかされましたか？]
[これから会議室で国家予算策定会議が行われるから、新人を入れないよう注意しておいて。]
mi[かしこまりました！では、入ろうとしたものはねじ伏せてよろしいのでしょうか]
[構わないわ]
血の気の多いこね、なんて、3つしか離れていないのに思ってしまう。
インカム越しでもうきうきしているのが分かって、それにまた笑いそうになる。
[では、頼んだわよ]
mi[了解しました]
……もう、鬱様への言伝は届いた頃だろう。
会議室へと向かい、ふと気がつく。そういえば、エーミール様はどこに行ったのだろうか。あの方も1階の執務室だが、行った時はコネシマ様と鬱様しか居なかった。
図書室にいるのだろうか。
kn「お、Aやん。さっきぶりやな」
『ご機嫌麗しゅうございます、コネシマ様。先程はありがとうございました、本日はよろしくお願いいたします。』
kn「相変わらず綺麗なカーテシーやわ」
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ゲリラ - ciもグルだったかぁ〜 こんばんは!コメント返しありがとうございます｡こちらこそ読ませていただくのでよろしくお願いします^ - ^夢主が今まで演技してたのも良いし､その演技を辞めたのも良い😭これからも更新頑張ってください (4月14日 23時) (
レス) @page25 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - ゲリラさん» コメントありがとうございます！私もこういう系で主人公が誰一人として信じて貰えないのを疑問に思っていたので、安心していただけて良かったです！これからも頑張りますので、何卒よろしくお願いします！ (4月14日 10時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - こんばんは!初めて読みましたが夢主が論破しようとしているシーンは最高ですね( ^ω^ )しかも何でみんな信じてあげないんだ!!と思いましたが信じている人もいて安心しました!更新待ってます!頑張ってください❣️ (4月13日 22時) (レス) @page24 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
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