パシフィック ページ20
翌日、”人質に取られた新人メイドの精神が安定した、もう仕事にも復帰できるだろう”という連絡が入ったので、私は医務室に向かっていた。
どのように注意しようか、と考えていれば、あっという間に医務室に着いた。
『失礼致します、』
「あ、A様、！！その、ｯ、」
『謝罪は結構、幹部様にも。過ぎてしまったことは仕方がないのだから、後悔しても意味なんてないわ。』
後悔ができないような状態にされなくて、良かった。
「は、はい……」
『何故ミィナから離れたかは聞かないわ。しんぺい神様にご挨拶にしいきましょう』
「相変わらず礼儀正しいな、Aちゃん。」
後ろから声が聞こえたものだから、振り返ればそこには軍医総監の彼。
『ご機嫌麗しゅうございます、しんぺい神様。この度は部下がご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。』
sp「う〜ん……謝罪は結構。当然のことしただけだからね」
『……聞いておられたのですか』
「Aちゃんかあっくい〜、って思ってさ」
『お褒めに預かり光栄です』
”あれ、失敗した”と言いながら、中の椅子に座るしんぺい神様。一体何を失敗したのかは分からないが、ここで聞くのも無粋、ってやつだろう。
sp「もう精神状態も安定してるし、健康状態もバッチリ。仕事に復帰しても大丈夫だよ」
sp「３階にいたらしいけど、新人ちゃんかな？」
「はい、2ヶ月ほど前ここに……」
sp「基本2階より上は侵入者も内ゲバも多い。差別してる訳じゃないのはわかって欲しいんだけど、君達は戦闘経験がゼロに等しい。Aちゃんとか、副長ちゃんとかは別だけど」
sp「俺達としても、俺達を日々支えてくれている人材をなくしたくないの。君達が普段いる1階や使用人練は、ガッチリ警備されてる。」
sp「俺達軍人より先に死んじゃダメ。だから、自分が生きる最善を考えて。いい？」
「……はいｯ、ありがとう、ございます、！」
sp「分かればよろしい！あ、Aちゃんは残ってな。仕事の話あるから」
そう言って新人メイドを持ち場に返し、座るよう促された椅子に座る。
これから始まるのが仕事の話なんかではないということ、私はわかっている。
『……どうして、あのようなことを？』
sp「ん〜？いやぁ、死んで欲しくないのも本音やし、それ以上上は機密情報とかあるから行かんでな、っていうのも本音やで」
sp「やっぱAちゃん騙すんは無理やわ、オスマンじゃないと」
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ゲリラ - ciもグルだったかぁ〜 こんばんは!コメント返しありがとうございます｡こちらこそ読ませていただくのでよろしくお願いします^ - ^夢主が今まで演技してたのも良いし､その演技を辞めたのも良い😭これからも更新頑張ってください (4月14日 23時) (
レス) @page25 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - ゲリラさん» コメントありがとうございます！私もこういう系で主人公が誰一人として信じて貰えないのを疑問に思っていたので、安心していただけて良かったです！これからも頑張りますので、何卒よろしくお願いします！ (4月14日 10時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - こんばんは!初めて読みましたが夢主が論破しようとしているシーンは最高ですね( ^ω^ )しかも何でみんな信じてあげないんだ!!と思いましたが信じている人もいて安心しました!更新待ってます!頑張ってください❣️ (4月13日 22時) (レス) @page24 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
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