天使と悪魔 ページ35
「……会議の結果言ってええ？」
なんかいい感じの雰囲気をぶった斬るようで悪いが、時間が無いのだ。フードを少し深く被り、グルッペンに向かった。
「エミさんとの会議の結果、開戦は早くて2回目の満月。2ヶ月後や。」
「もしそれより遅れるようだったら、最悪、直接首を取りに行くしかない」
3回目の満月を迎えたら、もう二度とAの声を聞くことは無い。負けるとか、そういうことより、Aを失うことの方が悪だ。
幹部として、これは最低の思考だろうか。
「……それ、自分が聞いててもいいんでしょうか」
「？何故退出する必要がある。お前はもう幹部だろう」
「は？」
「すまんな、この人いつもこの調子やし、この人の言っとること曲げられへんから、後で書類渡すわ」
恒例行事の如くグルッペンに振り回される幹部候補生……ショッピくんに少し同情しながらも、俺はまた口を開いた。さっきも言ったけど、時間が無いのだ。
というか、トントンも鬼畜よな。要は”逃がすつもりないから早く慣れろ”ってことやろ？
「……俺は正直、戦争なんて後回しにして首を取りに行った方がええと思っとる」
「何故」
「だってそうやろ、戦争やぞ。Qは歴史ある大国や、1ヶ月以内でカタをつけるなんてほぼ無理。」
「俺もそう思う、とっとと首だけとって、Aが復活すれば戦力になる。それは裏返せば、Aっていう大事な戦力が今欠けとる状態や。」
俺の発言にロボロが手を挙げて賛同する。Aは後方支援に司令、簡単な作戦をその場で立てたりなど、器用に立ち回っていた。
その立ち回りが発揮する力は絶大なもので、何人もの敵を葬り、何人もの仲間を救った。
コネシマ、ひとらん、とひとり、またひとり賛同者が増え始めた時、ずっと黙っていたシャオロンが、ぽつりと口を開いた。
「……ほんまに、そうなんかなぁ、」
「シャオロン、意見を述べろ」
「いや、意見っていうか……まあええわ」
「ロボロの情報を信じてへんとか、そういうんやないけどさ。あの男……らっだぁからの御伽噺を聞いて、ずっと引っかかってた」
「あれが本当だとか嘘だとかはええけど、それって人間から見た話やろ？それに、魔女の血を受け継いでるなら、A、破壊の限りを尽くす暴君になっとるはずやん」
「……要するに、やけど、」
「王を殺すことが、目覚めるきっかけじゃないんとちゃうかなって」
窶ｦ窶ｦ繧ゅ≧蟆代＠縲√°縺ｪ
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らてゃいぅ。(プロフ) - あさん» そう言っていただけて嬉しいです！！☺頑張ります💪 (5月6日 14時) (
レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
あ - すっごく面白いです！！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (5月6日 2時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - アイリスさん» はい！お試し的なのでこの作品だけ解除いたしました！何かあればまた鍵かけることになりますが…… (3月28日 20時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - あれ、、、鍵、解除されました？ (3月28日 16時) (レス) id: 99053433ca (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - 森の変出者(ﾝｼｬ)さん» コメントありがとうございます。自分に休息を作りつつ、皆様に最大限の物語をお届け出来たらと思います。温かいお言葉本当にありがとうございます！これからも頑張ります💪 (2月22日 21時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
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