目は口ほどに物を言う ページ4
ひりひりと、目の下が痛む。
ずっと画面を見続けていることもあって、目もじくじくと痛む。俺、目を酷使しすぎてるんかな。
そういや、Aにも言われとったな。あいつから貰った目薬、どこに売っとるんやろ。聞いてみよかな。
「……あれ、」
なんでおれ、Aが、まだ生きとると
「……はは、あいつは、俺のせいで死んだのに」
俺はほんとに、ずるいやつで、それでいて弱いと思う。
あの時、言うべきだった。俺が、Aを見捨てたって。けど、いざ死体を見て、泣き崩れるあいつらを見たら、怖くなった。
俺も、見捨てられるんじゃないかって。
「他人は見捨てといて、自分は見捨てられたくないとか、何様やねんｯ、」
2週間ほど前、Aから秘密裏に連絡があった。
”ロボロ、ロボロ、いる？”
”？Aやん、ドジ踏んだんか？”
”お察しの通りよ。多分もう私の存在がバレてる、大丈夫、絶対情報は吐かない”
それまで生かされるか分からないけど、なんて笑いをこぼしたAを他所に、俺の頭は真っ白だった。
”申し訳ないけど、任務は遂行できそうにない。後ちょっとで迎えが来るから、それまでどこかに潜んどく”
”は、今すぐ帰るべきやろ！すぐ応援を、”
”冷静になってロボロ。今下手に動けば、戦争になり兼ねない。国民の避難もまだだし、なんで私がこの国に潜入してるか忘れたの？”
彼女の潜入目的は、近頃急激に戦果を挙げてきたQ国の調査。化学兵器を使っているのなら、その情報を抜きとる、というものだった。
”ｯ、でも、それじゃお前が”
”私を誰だと思ってるの？”
その言葉に、安心してしまった。
Aは強かったし、冷静な判断能力も、機転も利いた。女だからと言い訳をさせぬような、そんな強い背中だった。
”……任務の続行を許可する、危険を感じたら、直ちに帰還するように”
”おーけー司令官。あ、グルッペンには言わないでね”
”私が苦戦してるなんてあいつに知られたら、一生の恥よ”
それが最期の会話になるなんて、思ってもいなかった。
いつもどおりやな、なんて思って、その後も俺は誰にも言わなかった。
だからこそ、3日前のあの日、言うべきだったのだ。
「……おれは、司令官失格や」
私情で判断し、仲間を殺した。挙句、報告を怠った。
なんでおれは、こんなんなんかなぁ
「目痛いわ」
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らてゃいぅ。(プロフ) - あさん» そう言っていただけて嬉しいです！！☺頑張ります💪 (5月6日 14時) (
レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
あ - すっごく面白いです！！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (5月6日 2時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - アイリスさん» はい！お試し的なのでこの作品だけ解除いたしました！何かあればまた鍵かけることになりますが…… (3月28日 20時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - あれ、、、鍵、解除されました？ (3月28日 16時) (レス) id: 99053433ca (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - 森の変出者(ﾝｼｬ)さん» コメントありがとうございます。自分に休息を作りつつ、皆様に最大限の物語をお届け出来たらと思います。温かいお言葉本当にありがとうございます！これからも頑張ります💪 (2月22日 21時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
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