王家の血を継ぐもの ページ25
ずっと気になっていたことではあった。まだ聞くことが山ほどあるが、人間は欲に忠実なのだから仕方がない。
”別に俺はいいんすよ？どーせまた繰り返せばいいだけだし。けど、貴方達は人生一回しかないでしょ？”
まるで自分は、人生を何周もしているかのように言った。
Aが魔女なことなんて俺らも知らなかったのに、随分前から知っているような口を叩いた。
「……そうっすよ、はい、俺は悪魔です。」
「随分と素直に認めるんやな」
「否定するメリットないし、すぐバレるでしょ。それに、貴方は気付いてる」
「潰されたはずの俺の片目が、回復してることに」
「はっ、シャオロンとかゾムと違って、俺は客観的に物事見れるんでな。」
あのふたりはよくAに懐いてたし、ちょっかいもかけとったしな。
俺らからしたらポッと出の男が、自分たちの知らないAを知っていたのがショックだったのだろう。
ようやく気持ちの整理が着いてきたのに、目を覚ますかもしれないなんて言われて、ココロがぐちゃぐちゃなんだろう。
そんなの、俺は知ってる。
「で、Aの蘇生方法は？」
「……殺せばいいんですよ」
「は？」
「Aが今意識不明なのは、魔女に引き継がれる呪いの作用みたいなもんです。但しそれを使ってしまったら、二度と自分から目を覚ますことは出来ない」
「だから、Aを縛り付ける呪いを取ればいい。」
呪い、ってのは、さっき言ってた束縛の呪いってやつか。
解呪と殺しに、なんの関係が。
「解呪方法はたったひとつ、呪いをかけた相手を殺すこと。」
「北の国の王家の血を継ぐものを、殺せばいい。」
またあの時のように、頭が真っ白になった。
だって、それは、
「あんたらの中には、それがいるだろ？」
”ん？あー、俺、元々王家やねんな”
”俺あんまその話好きやないし、せんでくれ”
嗚呼、こんな未来が、あってたまるだろうか。
”Aがふっ切らしてくれたから、堂々と人に言えるようになってんけどな！”
「コネシマ・トラストは、北の国の第一王子だ。」
確信めいたその言葉に、我ながら滑稽なほど動揺してしまう。だってこんなの、おかしいやんか、
Aとコネシマを、天秤にかけなきゃ行けないのか、？
「報告するもしないも、貴方の自由です。俺はもう、これ以上話しませんので」
そんなの、おれにはできないよ、
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らてゃいぅ。(プロフ) - あさん» そう言っていただけて嬉しいです！！☺頑張ります💪 (5月6日 14時) (
レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
あ - すっごく面白いです！！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (5月6日 2時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - アイリスさん» はい！お試し的なのでこの作品だけ解除いたしました！何かあればまた鍵かけることになりますが…… (3月28日 20時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - あれ、、、鍵、解除されました？ (3月28日 16時) (レス) id: 99053433ca (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - 森の変出者(ﾝｼｬ)さん» コメントありがとうございます。自分に休息を作りつつ、皆様に最大限の物語をお届け出来たらと思います。温かいお言葉本当にありがとうございます！これからも頑張ります💪 (2月22日 21時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
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