軌跡スタンプラリー ページ23
ラーク。
色んな煙草を吸ってふらふらしてる俺からしたら、ひとつの種類に過ぎなかった。
シャオロンは吸ってる煙草が同じだかなんだかで打ち解けたらしいが、俺は別にそうじゃなかった。
部隊も違えば、趣味思考が合う訳でもない。部屋も近くはなかったし、性別だって違った。
会うところを探す方が難しいくらいだった。
「今回の討伐任務は、コネシマとAに行ってもらう。」
『分かった、けど、どうしていきなり？』
別に嫌なわけじゃないのよ？と、変な気遣いまで見せグルッペンに問うたA。
「この任務にはコネシマが適任、援護にはAが適任だった、ただそれだけだ。」
「詳細は__________、」
当時、Aのことはどうとも思っていなかった。ただ、同じ幹部、とだけは思っていたかもしれないが。
興味が薄かったわけじゃない。強いんやろな、とかは思っとったけど、態々口にするほどの事でもないと判断しただけ。
任務当日、内容は近郊の森での賊討伐だったので、歩いていくことになった。今思えば、それもAの計らいだったんやと思う。
『初めての合同任務だし、自己紹介しない？』
「……したじゃないすか」
『あれは名前だけだったでしょう？それに、私が自己紹介していないわ。知っておいて、損は無いと思うの』
そう言って唐突に始まった自己紹介。中々に険悪な雰囲気の自己紹介だったと思う。
『私はA・ヘクセ。遊撃部隊隊長、煙草だと……ラークが好き。よろしくね』
「……コネシマ・トラスト。強襲部隊隊長、煙草は色んなの吸うんで、好きなのとかはないっす」
『あら、そうなの？』
「そんな驚きます？」
『ええ、てっきり何か好きな銘柄があるのかと思って』
だから敢えて煙草の話題を出したのか、この人。
女、というか、他人と関わるのが苦手だった俺にとって、この時間は当時苦痛でしか無かった。
俺たちは偶々合同任務でタッグになっただけで、それ以上の関係を築く利益がないと思ったから。
『あとは、王家の出なのに煙草を吸うのが、少し意外だったから。』
「……それ、分かって言ってるんすか」
1回目の顔合わせの時、既に言った。その辺には触れるなと、釘を刺しに刺しまくったはずだ。
それなのに、人の領域にずかずかと土足で入ってくる。
無遠慮で豪胆、笑顔で
『ええ、勿論。』
第一印象は、言うまでもなく最悪だった。
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らてゃいぅ。(プロフ) - あさん» そう言っていただけて嬉しいです！！☺頑張ります💪 (5月6日 14時) (
レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
あ - すっごく面白いです！！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (5月6日 2時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - アイリスさん» はい！お試し的なのでこの作品だけ解除いたしました！何かあればまた鍵かけることになりますが…… (3月28日 20時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - あれ、、、鍵、解除されました？ (3月28日 16時) (レス) id: 99053433ca (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - 森の変出者(ﾝｼｬ)さん» コメントありがとうございます。自分に休息を作りつつ、皆様に最大限の物語をお届け出来たらと思います。温かいお言葉本当にありがとうございます！これからも頑張ります💪 (2月22日 21時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
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