天使も悪魔も紙一重 ページ18
「うわｯ、警備ガチすぎだってここ……」
さながら観光客だ。夜に城壁の周りをうろついている奴がいたら、ここの幹部はこぞって俺を殺しにくるだろう。
ま、だからこそ、ここにAのことを任せられてるんだけど。
「(部屋は……ここの一個上だったっけ？)」
ひょいひょいっと壁を登る……いや嘘、だいぶ苦労して壁を登れば、窓から優雅に眠るAが見えた。
憎たらしいくらい美女じゃん。性格はアレだけど……
多分俺が生きてきた中で、トップスリーには入る。
「何人いんだよって話だよな」
……やめよ、ひとりで喋んの。
なんだか虚しくなってきたところで、上手く窓から部屋に侵入する。まあ事情話せば分かってくれるだろうし、バレても俺だし大丈夫！！
『……』
「これじゃ契約が取り消しになるんだけど……まあいいや、別にどうとでもなるし」
それに、俺が生きてるってことは、
「こんなに早くこの状態になるなんて……約束と違うじゃん、A。」
??「は、」
「え」
声がした方を向けば、案の定せまってくる弾丸。
ぐちゃってよりは、びちゃって感じの音。
俺の右目の視界は赤黒くなり、弾丸を受けた衝撃で体が後ろによろける。
そんな隙を、幹部であろう男が見逃すはずもなく。
??「ｯ、この部屋で何しとった！！お前ｯ！！！！」
「うわ」
痛いとかは感じない。
悲しさも無ければ、焦りもない。
??「こちらシャオロン！！Aの部屋に侵入者確認！！拘束完了、応援を頼む！！」
多分インカムに向かって話してるんだろう、ひとりで言ってるんだとしたら、俺と同じようなやつってことになる。
「あ、思い出した」
「シャベルの人」
俺がそういった時、少し遅れて舌打ちの音が聞こえた。焦ってるのか知らないが、手が震えている。
??「敵国の人間か、」
「…残念」
「人間じゃありませぇん」
震えてる手に拘束され続けるほど、俺だって弱くない。
軽く蹴飛ばし、持っていた銃を幹部に向ける。
??「ｯ、」
??「おいシャオロ、！？」
ダクトからでてきた(多分)幹部は、その光景を見て体を硬直させる。
そりゃそっか、片目潰れてるし、仲間殺されそうだし。
??「……狙いは」
「おぉ怖……殺しはしないっすよ、話を聞いて貰えるなら」
「あんたらが俺を、殺すことなんてないでしょうけど。」
??「どういうことや」
意味ありげに一拍おき、営業スマイルで答えてやる
「俺、Aを蘇生できるんで」
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らてゃいぅ。(プロフ) - あさん» そう言っていただけて嬉しいです！！☺頑張ります💪 (5月6日 14時) (
レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
あ - すっごく面白いです！！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (5月6日 2時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - アイリスさん» はい！お試し的なのでこの作品だけ解除いたしました！何かあればまた鍵かけることになりますが…… (3月28日 20時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - あれ、、、鍵、解除されました？ (3月28日 16時) (レス) id: 99053433ca (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - 森の変出者(ﾝｼｬ)さん» コメントありがとうございます。自分に休息を作りつつ、皆様に最大限の物語をお届け出来たらと思います。温かいお言葉本当にありがとうございます！これからも頑張ります💪 (2月22日 21時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
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