論より証拠 ページ12
なんかあるんやろうなっては思っとった。
そこそこ付き合い長いし、いくら心無いヤツと言えど、表情に出る時は出る。
嘘つくのは上手いけど、ロボロもちゃんと人間だから。
「Aは絶対できないと思ったことはせえへんし、それはお前も知っとるやろ？なら、お前が後悔すんのはちゃうやん。」
「……」
「……ゾムに便乗するけど、別に落ち込むのも反省するのも勝手やけどな、戦争の時、お前おらんと困るん俺らなんやからな。」
シャオロンがバツが悪そうに言うが、どうせ照れくさくなっているだけだろう。
ロボロに思うところがない訳では無い。だが、何回後悔したって、Aは戻ってこないのだ。数々の仲間の死を見届けてきた身としては、一家言ある。
「……ごめん、」
「いいってことよ」
何かまだ納得のいかないような顔をしているが、まあ大丈夫やろ。ロボロやし。
話終わるのを待っていたのか、ペ神がその場を仕切る。
「俺もよく分からない不思議な状態だから、もう1回調べてみるわ。なんか分かったら報告する。」
それは事実上の解散宣言だった。
俺らがいてもなんも出来へんし、ここにいると、またダメになってしまう気がする。そそくさとその場を離れ、また屋根の上に登る。
「……観光客か？」
ウチの軍服を着ているが、きょろきょろと当たりを見回していて怪しい。
取り敢えず、捕まえるか。
・
「くそ、どこ行ったんや……」
俺は裏庭を散策しながら、あるものを探していた。
どこを探しても見つからず、ついには裏庭まで来てしまった訳だが……それでも一向に見つからない。
「この辺か……？」
「捜し物か？」
急に声をかけられ咄嗟に後ろを振り向くも、振り向いたため腹にモロに蹴りを食らった。
吐血とまでは行かないが、普通に痛い。いや、結構痛い。まあ無理もないだろう、なんたって、
「観光客なら容赦はせえへんのやけど」
味方最大の脅威、と呼ばれる幹部サマなのだから。
どうやら挙動がおかしすぎて観光客だと疑われているらしい。そらそうよな、俺やって怪しいと思うもん。
「……奇襲部隊隊員、一般兵のショッピ・ガットです。不審な動きをしてしまい申し訳ございません」
「ふーん、シッマの隊の……で、お前がウチのっていう確たる証拠は？」
「隊長に連絡をとっていただければ分かるかと」
「その間俺は片手が使えなくなるわけやけど、その間にお前が俺を襲わないという証拠は？」
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らてゃいぅ。(プロフ) - あさん» そう言っていただけて嬉しいです！！☺頑張ります💪 (5月6日 14時) (
レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
あ - すっごく面白いです！！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (5月6日 2時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - アイリスさん» はい！お試し的なのでこの作品だけ解除いたしました！何かあればまた鍵かけることになりますが…… (3月28日 20時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - あれ、、、鍵、解除されました？ (3月28日 16時) (レス) id: 99053433ca (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - 森の変出者(ﾝｼｬ)さん» コメントありがとうございます。自分に休息を作りつつ、皆様に最大限の物語をお届け出来たらと思います。温かいお言葉本当にありがとうございます！これからも頑張ります💪 (2月22日 21時) (レス) id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
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