木兎さん、貴方の妹が可愛いです。 (ページ6)

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告白ページ6

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紅「……！後でなー」

黒「おらリエーフ！部屋帰んぞー。木兎ー主将会議だー」

月「…日向、ババ抜き付き合ったげるから部屋戻ろう」

木兎日リ「「「ウェーイ！」」」

パタパタとみんなが去り、必然的に二人きりになった

『……』

赤「……」

気まずい！

呼び止めといて黙らないで！！

赤「…………」

完全に黙り込んだ赤葦

伏せた顔

まつげ長い

顔ちっさ

赤「あの『赤葦てさ、モテるよね』…は？」

何言ってんだろ…

『だってさ…優しいし、冷静で頭良いし、頼れるし……イケメンだし…』

なんでこんな事言ってるんだ

『最近は赤葦に…頼り切ってるよ。ごめん』

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バーカ

理由なんて分かってる

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赤葦が好き

私は意気地無しで、不貞腐れやの意地っ張りで

勝手にバレーから逃げて

そこから最初引っ張り戻してくれたのが赤葦だ

イケメンだからとか、そう言うのじゃない

頼れる所とか、優しい所とか

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たまに見せる顔をクシャッとほころばせた笑顔とか

『…赤葦！

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…好きだよ。あんたの事』

赤葦は目を見開いて、私を見た

スッゲー驚いてる

振られるかな

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けどさ、

赤「…おい『振ったって、私は諦めないからね』…！」

私はそこらの可愛い、か弱い、女の子じゃない

意気地無しの癖に、欲が強いんだ

プライドだって……高い

『耳の穴かっぽじってよーく聞け！私は赤葦が好き。自分でも信じられないくらい』

『振られたって、力づくで惚れさせて見せるから』

『私のファーストキス、奪った代償高いからね。初恋泥棒！』

赤葦を思いっきり睨む

肩をビクッと跳ねさせて、オドオドした赤葦

『…見たか！木兎Aの意地だ。覚悟しな！』

赤葦の肩を小突き、食堂を出た

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