木兎さん、貴方の妹が冷たいです。

夜 ページ47

「だー！！疲れた、、、」



紅「あかん、全敗や、、、」


試合が終わり、夜


風呂上がりにあかねと廊下を歩く


チクショウ、烏野の変人コンビにはボコボコにされたし、


音駒の守りは崩せないし、


生川のサーブは腕もげそうだし、


森然のシンクロは知恵熱出そうになるし、


兄貴達にはまるで歯が立たないし


「、、、やっぱり、安定がないよね」


紅「、、せやな、三年のはともかく他のメンバーは波がある」


「あと、武器がない。力が足りない分、技術でカバーしなきゃ。」


紅「多分、明日からはAのインナースパイク通用せんで」


うーん、どうしたものか


唸りながら、階段を登る



すると、階段の滑り止めに引っかかった


「は？」


バランスを崩し、身体が傾く


あちゃー、よくやるんだよねー


何故か冷静に考えているうちに落下する


「痛い、、、」


紅「大丈夫か！？」


ダメだダメだ


ここで怪我したらたまらない


紅「チョイA、肘から血出とる」


「あー、、絆創膏貰ってくる」


白福さん辺りが持ってそう


一階に降りて、白福さんを探す


清「あ、Aちゃん」


「潔子さん」


途中、第一体育館で潔子さんに見つかった


烏野がなにやら練習してる


清「どうしたの？て血出てる」


「あ、、絆創膏持ってますか？」


清「もちろん。入って」


潔子さんに言われて恐る恐る第一体育館に入る


澤「お、清水。お客さんか？」


清「うん、ボール出しちょっと待ってて」


西「あー！梟谷の美人スパイカー！」


東「なんか、木兎に雰囲気似てるなー」


「絶対、似てません！！」


菅「あっは、旭怒られてる！」


へー、自主練してる


シンクロ攻撃


サーブ練


リベロがトス練？


すごい多彩性


潔子さんが肘に消毒してくれてる間も其方に目がいく


「すごい、、、」


清「うん。このままじゃ、変わらない。強くなる為に私達はここに来てるの」


強くなる為に


心に刺さる


気取ってる暇はない

梟が烏に負けるなんて許さない

中学の時、ガムシャラで練習しまくったのを思い出す

この合宿は、他の学校の攻撃を吸収するチャンス

それを忘れそうになるなんて

負けて悔しがる暇があるなら、

「潔子さん！ありがとうございました！」

第一体育館を飛び出す

練習！有るのみ！！


問答無用であかねを部屋から引っ張り出し、第三体育館に走る


彼処はどの部活も使ってないはず！

風呂上がりだと言うのも忘れて、体育館に走った

ムカつく→←＊すいませんでした！＊

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