入部と驚き ページ29
如月監督の一言で全て変わった。
そうだ、右がダメなら左で打てばよかったんだ。
紅「・・・・・単純すぎて気づかへんかった。」
「・・・・・奇遇ね。私も今、目からウロコの気分よ。」
顔を見合わせる。
自然に笑いがこぼれる。
「あかね。」
紅「なんや?」
「さっきの訂正。私、入部したい。
入部させてください。」
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あかねが爆発するような歓喜の叫びをあげた。
体育館中が注目する。
構わずあかねが私に突進するように抱きついた。
紅「もちろんや!!当然や!!もう、絶対に離さへん!!!」
注目に恥ずかしくなって離そうにもしがみついて離れない。
諦めてため息をつくと、あかねの背中を叩いていった。
「これからよろしくね。あかね。・・・・・・いや、相棒。」
カチンと硬直したあかねが掴みを緩める。
すかさず抜け出し、入部届に名前を書く。
復活したあかねにキャーキャー言われながら、如月監督に入部届を出した。
風「木兎A。」
嫌な奴のお出ましだ。
あかねが警戒態勢に入る。
私もさっと構える。
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風「やっぱり、すごいな!お前ら!」
目をキラキラさせて私とあかねを見る。
いきなりの変わりように目が点になる。
風「なんだよあのスパイク!速すぎて反応全然できねぇ!あとあんたのトス!その正確なトス私にもあげてよ!」
目をキラキラさせて語るれい。
何が起こった。
こいつ頭打ったか。
首を傾げていると小さな一年生らしい人が走ってきて
・・
?「なにやってんだどアホ!他校の先輩に迷惑かけるなとあれ程いったろ!」
と、飛び蹴りした。
そしてグルンと私とあかねに向き直ると
?「うちのバカな後輩が失礼しました!」
れいの頭を押しさげ、自分も軽く頭を下げる。
思考停止した私とあかね。
風「痛いですよ。先輩〜。」
?「お前が迷惑かけなくなったら、蹴らないでやるよ。一年のくせに相手校の先輩困らすな。」
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rye(プロフ) - 26ページ目のとこでスポーツやってる人は爪を長く伸ばせませんし、ネイルもできませんよ (2019年1月30日 11時) (レス) id: 2ff1dabc30 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 訂正します!お褒めの言葉ありがとうございます! (2018年12月14日 17時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
花火 - 夢主ちゃん可愛い!赤葦くん頑張れ!!…タイトル【復活】冒頭ですが夢主の名前が「木兎」ではなく「如月」になってました。 (2018年12月12日 18時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
サナ - すいません。ありがとうございます!! (2018年11月30日 17時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
蜂の巣 - 「もういやだ。1」の赤葦くんのセリフ「…『烏野』です。今日は〜」ではなく「…『梟谷』です。今日は〜」ではないですか? (2018年11月29日 20時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナ | 作成日時:2018年11月18日 21時