復活 ページ26
紅「次の試合から出る木兎Aや。みんなよろしゅうな。」
「よろしくお願いします。」
部員1「・・・・・その人だれですか?柚菜は?てか、バレー出来るんですか?」
部員2「木兎Aて、あれじゃん!すごい美人で有名な人!!」
紅「まぁまぁ、質問などなどはあとや。相手、待っとるで。」
コートに入り、れいのチームと向き合う。
私を見るれいの目は心なしか目が輝いていた。
紅「いくぞー!!!」
梟「「おー!!!!」」
審判の笛が鳴った。
れいのサーブ。
相変わらず、クセのあるサーブを打ってきた。
でも、取れる。
だが、梟谷のリベロは拾えなかった。
「え?」
いきなり相手のサービスエースで動揺する。
「あかね、ここの守備・・・・・」
紅「・・・・・見ての通りや。」
あかねが苦笑いする。
紅「このチームの長所はパワーアタック。
短所は守備。
如月監督も頭を抱えるほどや。
特にあいつは根性から叩き直さなあか ん。」
あかねはリベロの一年生を見る。
飄々とした長髪金髪だ。
長い爪に真っ赤なネイル。
いかにも不真面目そうだ。
でも、
「守備の弱点を消すほど得点すればいい。」
こんなことでバレーへの情熱は消えない。
またれいのサーブ。
ボールはまたリベロに向かう。
しまった、またか。
ここまで繋がらなかったら話にならない。
でも、
パンっ
リベロがレシーブした。
少し驚く。
紅「うちのリベロは根性はどうかしとるけどまぁきまぐれなだけや!下手やないで!」
あかねが私にトスした。
その瞬間湧き上がる。
スパイカーのボールへの執着心。
二枚ブロックが目の前にある。
構わず右腕をふりあげる。
・
・
・
・
.
バンッ
青と黄色の二色のボールが相手コートに叩きつけられた。
・
・
「「ヨッシャー!!!」
体育館に大声が響いた。
紅「復活の〜やな。」
あかねが微笑んだ。
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rye(プロフ) - 26ページ目のとこでスポーツやってる人は爪を長く伸ばせませんし、ネイルもできませんよ (2019年1月30日 11時) (レス) id: 2ff1dabc30 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 訂正します!お褒めの言葉ありがとうございます! (2018年12月14日 17時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
花火 - 夢主ちゃん可愛い!赤葦くん頑張れ!!…タイトル【復活】冒頭ですが夢主の名前が「木兎」ではなく「如月」になってました。 (2018年12月12日 18時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
サナ - すいません。ありがとうございます!! (2018年11月30日 17時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
蜂の巣 - 「もういやだ。1」の赤葦くんのセリフ「…『烏野』です。今日は〜」ではなく「…『梟谷』です。今日は〜」ではないですか? (2018年11月29日 20時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナ | 作成日時:2018年11月18日 21時