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*廉
お言葉に甘えてお風呂を借り、用意してくれた少し大きめの服を着てリビングに戻ると、すでに髪を乾かし終わって台本を読んでる紫耀が。
「上がったよ〜。ありがとう」
『ええよ〜。風邪ひかない内に乾かしや』
「はーい」
紫耀、気づいてるんか気づいてないんかわからんけど、俺と二人になると関西弁になるの。必ず。
そうなると昔の紫耀がいるように思ってやっぱりいくらか落ち着くんよねぇ。
俺のドライヤーが終わると時間も時間やし、寝ることにした。
先輩の家に泊まりに行ったらつい甘えちゃって同じベットに寝させてもらうけど、なんか紫耀とは照れくさくてソファで寝ることにした。
おやすみ、って寝室に行ったのにすぐに戻ってきた紫耀の手には毛布。
「ん?どしたんや」
『もし寒かったらあかんから一応持ってきた』
「うわ、優しい。ありがとう」
『なに笑 どういたしまして』
なんかさ、思う。撮影とかでは俺は平静装って普通に接近するけど、紫耀の方が照れるよね。
今もなんか照れてるし。
『じゃあ、なんかあったら起こしてくれていいから。おやすみ〜』
「ありがとう。おやすみ!」
優しいなぁ〜ほんと。
海人がちょっと羨ましいわ笑
なんてね。
今度こそ紫耀は戻ってくることはなく、現在2時を回ったところ。
実は自らソファで寝るってゆうたにも関わらず、ちょっぴし怖くて寝れない...
ちょっとした物音でもビクッてしちゃって、ずっとキョロキョロしてる。
でもキョロキョロして、もし何かが見えてしまったらそれはそれで怖くてもう考えないように、って頑張るけどやっぱり怖くて寝れない。
真っ暗で広めの部屋に一人...どっか連れ去られたらどうしよう...
なんて考えたら余計怖くなるのわかってるのに。
怖くて紫耀が持ってきてくれた予備の毛布をかぶり、なるべく小さくなってしっかり足の先も布団に隠す。
そんなこんなやってたら3時回っちゃった。
いくら午後からってゆってもそろそろ寝ないと辛いのに...
そんな時、ガチャっと音がしてびくっっ!って大げさに体を跳ねさせながら音のする方を目だけ動かして見たら、再びガチャっと音がして紫耀がリビングにやってきた。
謎の安心感...
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もも(プロフ) - コメント失礼します!初めて拝見したんですけど、まさかの、嵐も登場で嵐ファン兼ティアラとしてはもうほんとに堪りませんでした(//∇//)また、登場してくれるのを楽しみにしてます! (2020年8月10日 23時) (レス) id: 20bbfbc612 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みゆさん» そう言って頂けてとても嬉しいです(*´˘` )しょうこじはジーコが甘える事が多いけど、きっと裏では紫耀くんもたくさん甘えてるんだろうな〜と思います♪ぜひ、また書きたいですね!その時は読んでやってください(^^) (2019年4月1日 19時) (レス) id: 1920600d5f (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 初めまして。しょうこじ読めて、嬉しいです!甘えたさんのしょう君大好きです。また関西の絡み読みたいです。楽しみにしてます! (2019年4月1日 15時) (レス) id: 079dd3e097 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - mikeさん» 嬉しすぎてにやけております..笑素敵な感想ありがとうございます!これからもしょうれんだらけなので、ぜひ楽しみにしていてください!! (2019年3月25日 23時) (レス) id: 1920600d5f (このIDを非表示/違反報告)
mike(プロフ) - 紫耀君に昔の様に甘える廉君と、それを喜ぶ紫耀君が見れて嬉しかったです!めちゃくちゃ可愛いかったです!素敵な作品をありがとうございました!また可愛い二人を楽しみにしています! (2019年3月25日 19時) (レス) id: ed8f4e7c50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2019年3月21日 2時