高熱・甘えん坊 *紫耀 ページ13
*翔
しやがれの収録が終わって楽屋に戻るべくエレベーターを降りると、すぐ近くの曲がり角で人が倒れているのを発見した。
考えるより早く体が先に動いて、その人物に駆け寄る。
・・・と、それは平野だった。
翔『え?おい、平野!』
雅『どしたの?翔ちゃん』
翔『人倒れてると思ったら平野だった』
智『えっ?ほんとだ』
翔『すごい熱だよこれ』
潤『とりあえず楽屋まで運ぶ?』
翔『そうしよっか』
平野は今一人なのか、この後仕事があるのか、何もわからないけどひとまずこのままじゃいけないから楽屋に運び込む。
固く目を瞑り、荒い息を繰り返す平野。
正直、あの天然で無邪気な平野しか知らないからおれら全員戸惑ってる..
仕事が早いニノがいつの間にか医務室から体温計を持ってきてくれてて、それを平野の脇に挟み込む。
また、体温計と一緒に持ってきてくれたブランケットをかけて震えている体を温める。
しばらくすると体温計が鳴り、表示を見ると『38.5』の文字。
翔『えっ、やばい』
和『どうしたの?』
翔『38度5分。高すぎる。誰かキンプリのメンバーとかいないのかな?』
潤『さっき楽屋に連れてくるときに平野のポッケからスマホ落ちたから拾ったけど、パスワードわかんないから連絡できない』
翔『まじかぁ、、どうしよう』
予定も知りたいし困っていると、騒がしさに気づいたのか、平野の目が開いた。
『うっ..ケホッ ぇ..嵐、さん..?』
潤『おう、気づいたか?お前廊下で倒れてたよ』
『ぁ...ごめっ、なさ...ケホッ』
潤『ああ、大丈夫だよ。怒ってるわけじゃないから』
翔『平野、この後仕事は?』
『もぅ..ない、っケホッ です...ハァ』
翔『そっか。良かった。あ、あと...』
プルルル..
翔『ん?あ、平野電話だよ。岸から。出れる?』
『っ..ム、リ、です...ケホッ』
翔『おっけーおっけー。代わりに出るな?無理に喋らせてごめんな』
コクリと頷いた平野は智くんと松潤に任せて、おれは代わりに電話に出る。
すると、いきなり『紫耀大丈夫か?!』ってめちゃめちゃでかい声が。
翔『っるせ!もしもし?俺櫻井翔なんだけど』
岸『えっ??え、嵐の翔くんすか?』
翔『そうだよ。今平野が楽屋にいてね...』
466人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - コメント失礼します!初めて拝見したんですけど、まさかの、嵐も登場で嵐ファン兼ティアラとしてはもうほんとに堪りませんでした(//∇//)また、登場してくれるのを楽しみにしてます! (2020年8月10日 23時) (レス) id: 20bbfbc612 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みゆさん» そう言って頂けてとても嬉しいです(*´˘` )しょうこじはジーコが甘える事が多いけど、きっと裏では紫耀くんもたくさん甘えてるんだろうな〜と思います♪ぜひ、また書きたいですね!その時は読んでやってください(^^) (2019年4月1日 19時) (レス) id: 1920600d5f (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 初めまして。しょうこじ読めて、嬉しいです!甘えたさんのしょう君大好きです。また関西の絡み読みたいです。楽しみにしてます! (2019年4月1日 15時) (レス) id: 079dd3e097 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - mikeさん» 嬉しすぎてにやけております..笑素敵な感想ありがとうございます!これからもしょうれんだらけなので、ぜひ楽しみにしていてください!! (2019年3月25日 23時) (レス) id: 1920600d5f (このIDを非表示/違反報告)
mike(プロフ) - 紫耀君に昔の様に甘える廉君と、それを喜ぶ紫耀君が見れて嬉しかったです!めちゃくちゃ可愛いかったです!素敵な作品をありがとうございました!また可愛い二人を楽しみにしています! (2019年3月25日 19時) (レス) id: ed8f4e7c50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハル | 作成日時:2019年3月21日 2時