I WANT U TO LOVE ME (ページ10)

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I WANT to see fireworks ページ10

「わああああ！！！」

Aが叫ぶ声が俺の仕事部屋まで聞こえて、何事？と思い部屋を出る。

「洋平！！すんごいきれい！！」

「え？？何が？俺が？」

そういうとAは
「はい？」
とでもいうように哀れみの表情をする。

「洋平じゃなくて、花火！！」

あーそういうこと。
自意識過剰になっちゃってたんだ俺w
恥ずかしww

ﾄﾞｫｰﾝ

「わあああああきれいすぎる……♪」

はしゃぐAの横顔は仕事に疲れた俺の癒しだ。

…………というか、花火をAと見るの初めてじゃねーか？？
去年はまだコイツと出会ってなかったからな。

「もっと早くで会いたかった」

独り言のつもりがAにも聞こえていたらしく、

「え……？どうしたの洋平？」

「あっいや、えーと………」

「ていうか、洋平と花火見んの二回目？だよねー？？」

ん？
二回目？
俺そんな覚えないぞ？

「え？初めてじゃね？」

そういうと、
Aは「はっ…!!」っと何かに気づいた顔をしたとおもうと、
急に無口になって、
うつ向き始めた。

あれ？これはもしかして？？？？

「前の男？」

そう聞くと
図星だったようで、Aがﾋﾞｸｯとした。

「ふははは笑」

「え…何で笑ってるの洋平……？」

涙目で聞いてくるA。
俺はAのほっぺたを、
手のひらでｷﾞｭｯと挟んだ。

「いまいちばああああん好きな人は誰？」

「……………洋平。」

「頭の中にいるのは？」

「……………全部洋平。」

「世界で一番愛してる人は？」

「…………っ。
ようへいだけだよおお………うわああん」

Aは俺に抱きついてうわーんとなき始める。

「ああもう。泣かせようなんて思ってなかったのに…………」

「うう……洋平が優しくて優しすぎて泣いちゃったよお………」

「なんだそれww」

前の男なんか気にしないよ俺。
今、一番Aが好きなのは俺だってわかってるから。

本当に大好きだよA。

「あのさあ。
A？」

抱きついたまま、Aは俺を見上げてくる。

「なぁに？」

「…………/////っ。
来週の花火は浴衣来てちゃんと近くから見よう？」

「もちろんいいよ♪♪」

「てか、上目使いうまいなA。
チューしちゃうぞ？？」

「えっやだああああ！！」

何で逃げる？？ww

とりあえず来週が楽しみだ。