【東京リベンジャーズ】私のヒーロー、責任とって愛して。1

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『ま、今度は連れてってよね。
みんなをタコ殴りにした分、私がボコボコにしてやるから！』




芯がしっかりしてて、正義感が強くて





『じゃあ、おやすみ。
またねっ、学校で！』


どんな情けないことでも、小さいことでも真剣に聞いてくれる夢女が大好きだった。






武道｢……クソ…｣


こんな泣き腫らした顔で家帰りたくねーよ…
少し公園で落ちつかすか…






____カコ…カコ…



ブランコに乗りながら、顔の腫れをなくなるまで待つ。





｢これが全部じゃねーだろ！？｣
｢ウソこいてんじゃねーよ！跳んでみろ！｣




__チャリーン…

｢まだポケットに入ってんじゃねーかよっ｣
｢全部出せコラ！｣｢早くしろやぁ｣




うっせーなぁー
人が感傷にひたってんのによーー…




｢もたもたしてんじゃねーよ！｣



武道｢おい｣
｢あン？｣




武道｢うっせぇんだよボケェエエ！！！｣

___ゴッ

｢｢｢……、…｣｣｣



武道｢さっきからゴチャゴチャゴチャゴチャよぉ〜｣





___スッ…

公園の橋にあった瓶を拾う。




___バリンッ


｢｢｢！｣｣｣

武道｢オレは今、サイキョーにイラついてんだよ。

消えろ、殺すゾ｣




｢ゴ、ゴ ゴ、ゴメンサーイ！！！｣
｢しつれ〜しまーす！！！｣




武道｢……｣

｢…｣



武道｢帰れ、坊主。｣
｢あ…ありがとうございます。｣

武道｢……はぁぁ…｣





武道｢いーか、あーゆーのを相手にする時は度胸だ。

殴られるのは覚悟しろ！
でもひるむな、殺すぐらいの覚悟で立ち向かえ。
中途半端な奴らはゼッテーそれでビビるから。｣

｢は……はい！｣




"度胸"とか"覚悟"とかオレの人生に足りなかったものばかりだ。



武道｢オマエ…名前は？｣


｢橘…｣




直人｢橘直人です！！｣
武道｢え！？オマエっ、橘…の弟！？｣
直人｢…？
あ…お姉ちゃんならいます。｣

武道｢なんだよ、早く言えよ！
オレ、花垣タケミチ！！タケミチでいいよ｣
直人｢あ、もしかしてお姉ちゃんの友達ですか？｣

う、うん……まぁ、そう言えば、そう…？





橘ナオト……そーだ、12年後こいつも死ぬんだ。



直人｢？｣
武道｢……ちょっと、話さね？｣







……





武道｢姉ちゃん、好きか？｣
直人｢え？嫌いですよ、自分のお姉ちゃん好きな奴いませんよ。｣
武道｢…そっか……そーだよなぁ…




姉ちゃん…大事にしろよ。｣





直人｢…｣







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