【東京リベンジャーズ】私のヒーロー、責任とって愛して。1

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女の子の身体を起こし、鞄の中から体操服を出す。



『これ、着てて。』
「……は、はい…！」




「おい、何勝手にしてんだ？」
『アンタらに見せるこの子の身体はないってこと、よっ！』





___ガスッ、ドゴッ

「う、げっっっはっ！」


鳩尾を殴る。
これ、痛いんだよなぁ…自分で殴りながら思うけど。




「っざけんな！！！」
『！』

殴った男が大きかったせいでその影から出てきた奴に、頬を思いっきり殴られる。
相当な勢いで殴ったのか、衝撃に耐えられず地面に座り込んでしまう。



「きゃっ…！」
『……』

「へへ、女が調子こいてるからだよ…！」



いったぁ…思いっきり顔面殴りやがった……
怪我してることバレたら皆うるさいから嫌なんだよなぁ…




とりあえず殴られたことに腹が立ったから、立ち上がって顎に下からアッパーを決める。




「ぎゃうっ」
『……ったく、調子こいてんのはどっちだっての。』


あと二人か、





あと二人は、私のことを見て尻もちをついていた。



あ、こいつら




『この前の女の子ナンパしてたやつじゃん。』
「ひぃっ」
「ど、どうか命だけは……」
『え、私殺しでもしそうな顔してる？』

それはそれでちょっと悲しいな…



『まぁいいや。
……また性懲りもなく、こんなコトしたんだね。』
「あの、ちょ…」
『言い訳なんていらないよ。
アンタらのせいで1人の女の子の心が壊されるところだったんだからね。


……到底、許されるコトじゃないから。』
「っひ、」



『コイツら、起きたら伝えて。
……またこんなコトしたら私が許さないって。
また耳に入ったら、すぐオマエらのことボコしにいくからってね♡

いい？』
「「は、はいぃ…」」



『んじゃ…せいっ！』




__チコン、チコーーン！

「あ゛ふっ！！」
「えぎっ！」


奴らの急所に1発ずつ蹴りを入れる。
こいつらは前科あるから少しキツめでもいいでしょ。

そのままパタリと倒れ、ピクピク動きながら倒れた。
……よし。





『ごめんなさい、お待たせしちゃいました。
……病院、行きましょうか。』


「は…はい……！」
「あの……」

『ああ、とりあえず後でいいですよ。
まずは手当てとなにもないかの診察が先です。
……ね？』
「「はい…」」

彼氏さんは私にお礼を言おうとしたのかピシッと立ったから止める。
貴方、めちゃめちゃ怪我人なんだからね。



彼氏さんも彼女さんも服を着たことを確認して病院に向かって歩く。





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