【東京リベンジャーズ】私のヒーロー、責任とって愛して。1

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ヒナ「夢女、おかえり！
じゃあ私行くね！」
『うん、ありがとねヒナ。』
ヒナ「うん！先生には誤魔化しとくね！」




ヒナは教室の方へ戻っていく。




『ヒナは優しいなあ…』
武道「……う、うん…ｿﾀﾞﾈ…」

万次郎「……」
堅「…」




『え、なにかあった？？？？』





なんでそんなに急にダンマリなの？？






…





万次郎「チャリで移動しよーぜ。
夢女には漕がせられねーからタケミっち、前乗ってオレ後ろ乗るから。」
武道「あ、はい…」

堅「じゃ夢女はオレの後ろな。」
『…』
堅「不服みたいな顔すんじゃねー」


武道が良かった。







4人で自転車を漕ぎながら、河川敷を走る。






武道「あの、


なんでオレの事気に入ったんスか？」
万次郎「……くっだらねー質問。」



一刀両断じゃん…







堅「しんどくねーか、大丈夫か？」
『えっ、あ…はい。』


武道と佐野さんと話を聞きながらボーッとしてたら、私のことを乗せて自転車を漕いでいた龍宮寺さんが話しかけてきた。




『…どちらかと言うと……私のこと乗せて自転車漕いでる龍宮寺さんの方がしんどくないですか…？』
堅「は？そんなヤワじゃねーわ。
女一人乗せて漕ぐなんて、なんにも負担じゃねーっての。」
『…そう、ですか。』



武道とは違う背中の広さ。


武道とは違う身長の高さ。


武道とは違う腰のガッシリさ。



生物学的には一緒なのに、ここまで武道とは似ないんだな…






世の中の女性が、付き合うならデカくて強そうな男がいいってドラマの話題であったけど…

少し、分かるような気がする。


こう、安心感がある。









___ギュウ…


腰に手を回し、今日見た朝ドラに出てきたカップルのようにする。
そして、背中に身を預けるように頭をポス、とおく。


…なるほど、このドキドキがドラマでよく出てくる演出なんだな。





堅「ッ、


…っンオマエ、急にそんなカワイイコトすんなよ。」
『はい？どれです？』


堅「〜〜〜〜ッ、もういい！！」



怒られた。
何故。




堅「…他のヤツにはやんなよ。」
『？』




よく分かんない人だな。







…




目的地についたのか、自転車を下りて佐野さんは河川敷に歩く。



そしてその後ろを私たちが着いていく。





万次郎「今って不良がダセーって言われる時代だろ？
兄貴の世代はさ、この辺りもすっげー数の暴走族がいてさ。
その辺をチョッカンコール鳴らして走ってた。」




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