【東京リベンジャーズ】私のヒーロー、責任とって愛して。1

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壁の薄いボロアパートに、6歳も下の店長からバカにされて。


彼女も1度もできず、極めつけはドーテー。




そして追い討ちのように、初恋の人は死んでることが分かって。







……オレ、どこで間違ったんだろう。







夢女がいたらきっと、今の俺を見て、笑う。



夢女がいたらきっと、怒ってくれるからきちんと就職して、こんな生活はしてない。




俺が夢女に告白して、付き合えたりとかしたら、夢女のこと守れたのかな。


なんて、弱いくせに考える俺はきっと惨めで。






____プアァ…




あ、電車がもう来る。











____ドンッ




武道｢え？｣





背中に衝撃と浮遊感。
地面に着いた時は、もう目の前まで電車が目の前だった。







武道｢うそ｣







"死ぬ"と思った瞬間、思い出したのは親でもなく、友達でもなく





やっぱり緑崎 夢女だった。








今、思えば中学2年生が全盛期。




｢ねーねー、花垣さんって夢女ちゃんと付き合ってるの？｣





2年のイケてる不良グループのナンバー2だったし。




｢なんでオマエがモテるんだ？｣



いつもつるんでた奴に言われた。
でも本命から一切振りもらえてくれなかったけど。





｢緑崎さんって他中の男子も見に来るくらいモテるんでしょ？｣





当たり前だった。
だって、何にでもできるし、誰にでも優しいんだから。


これは走馬灯か？









____ドクン…








ん？






敦｢オイ！タケミチ！！｣





｢渋谷ー渋谷ー｣




敦｢早くしろよ、閉まっちまうゾ。｣






うおっっっ、懐かしー！
中学のツレだ！！！



マコト｢山岸、今週のマガジン見た？｣

チ○コばっかいじってたマコト！！





山岸｢見たよグラビア、もうシコシコしたし。｣


メガネかけてりゃあアタマいいと思ってるバカの山岸！！




敦｢オマエらさー、緊張感なさすぎっ｣


番張ってたアッくん！！



タクヤ｢ホントに今日行くの？｣


幼馴染のタクヤ！！








武道｢へ？｣

通りがかった鏡を見ると、金髪の男が立っていた。





武道｢は？え！？｣
敦｢？｣
武道｢カイキンにボンタン…｣


なんだこのダセェヤンキーは！！？




……オレだ…
中学生のオレだ！！！ダサすぎる！！



オレの全盛期のハズが…
みんなダセェ…


ポケットの中には500円玉とケータイ。



武道｢しかもガラケー！！
なつかしー！｣

__パカッ






武道｢！！｣







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