【東京リベンジャーズ】私のヒーロー、責任とって愛して。1

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そうだ

ナオトが言ってた。



握手が"引き金(トリガー)"



過去のナオトに会えば……





でもオレ、ナオトの家知らねーや…



夢女なら知ってっかな…？









___ピンポーン





『また武道？
どうしたの？』
武道｢…あ、あーーーいや！！あの夢女ってさ｣



『ってまた喧嘩したの？！』
武道｢うっ


…ゴメン｣
『謝るくらいならちゃんと教えてよねー。
私が行っただけでも少し変わるかもしれないのに。』



……少し、じゃなくて大分変わります…



夢女のお父さんは今や公務員と立派な職についてるけど、若い頃は不良をやってたらしい。
それで、夢女のお父さんは夢女に強く育って欲しかったらしく、空手や合気道、柔道や剣道まであらゆる武道を習わせてきたのだとか…


……強く育つ以外にも、夢女より弱い男に嫁がせる気はないということらしい。





そんなの大抵の男が無理だぜ…



『あーあー…私が男に生まれてたらなぁ。』
武道｢え？｣

『みんな、口先だけで本当に危ないコト私にさせないようにしてるでしょ？

武道は分かりやすいし、敦やタクヤは絶対にそーゆータイプだし。』
武道｢お、おい！！なんでオレだけ分かりやすいって言うんだよ！！｣



『男に生まれてたら、武道のことだけじゃなくて皆のこと守れるぐらい強くなるし！』
武道｢…もうこれ以上強くなってどうすんだよ…｣
『ふふ、私もう強いかな？』

武道｢ん、そうだよ。
オレとかアッくんの顔が立たないぐらいな。

おかげで男だけじゃなく女子の人気まで取っていくんだもんなーーおかげでモテねーんだぞコッチは！｣


『それは武道がダサいからでは』
武道｢ウソ！！？？！！！！ダサい、オレ！？｣




なんで急にキレッキレの言葉のナイフ刺してきたの！？





武道｢ハハハハ、そうか…オレ…ダサいかぁ…｣
『……


昨日より、平気そうだね？』
武道｢え、？｣

『笑ってたから、もう大丈夫そだと思って。』



ああ……本当にスゲェな…
オレが悩んでウジウジしてることも全部バレバレで、笑わしてくれた。

…本当に、かないっこねェな夢女には。




武道｢……じゃ、オレ帰るわ。｣
『ん、またね。おやすみ。』





現代で夢女は死んでるし


オレが意気地無しのせいで付き合えてないし




オレが夢女を救う権利はない。






"『武道のことだけじゃなくて皆のこと守れるぐらい強くなるし！』"



でも…




武道｢アイツは死んじゃダメだ！！｣






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