【魔入りました！入間くん】甘い香りがする彼女は愛される。VOL.12

第113話 ドロドロ兄弟の挑発 ページ45

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___1番ブロック 一日目 昼




イチロ｢勝負！！

この先の洞窟にいるボス級食材を先に狩った方が勝ちだ！！
買った方に全収穫Pと師匠を譲る！！


それでいいな！！｣






アリス｢いや、よくない。｣
イチロ｢おん？｣
アリス｢勝手に話を進めないでいただきたい。
悪いが勝負はお断りだ。

貴方たちと勝負するより単独で狩りをした方が効率がいいし、師匠を取り戻したいなら本人と話し合ってください。

(入間様と夢女様に褒めてもらうために)
我々は優勝しなければならないので…｣





ニロ｢《逃げるんだ》｣



サブロ.アリス｢｢…｣｣ピタッ




イチロ｢《ビビってる！なぁ！
ビビってんよなあ！アイツら！！》｣
ニロ｢《温室育ちの坊ちゃんだから勝負なんて怖くて仕方ないんだね〜きっと。》｣


サブロ.アリス｢｢……｣｣


イチロ｢《軟弱もん》｣
ニロ｢《臆病エリート》｣
イチロ｢《ビビり》｣
ニロ｢《ヘタレ筋肉》｣




アリス.サブロ｢｢上等じゃオラアアア！！！｣｣




《東洞窟ボス級食材 百フラリンゴ
収穫P10800P

首から下がる美しい実は素晴らしく美味だが、その名の通り百度ほど叩かないと落ちない強度をもつ。》




サブロ｢80…ッ、まだ落ちんか！！｣
アリス｢オイッ｣
サブロ｢どわッ｣


《フラフラキック

注意！実を攻撃すると凄い威力のキックが飛んでくるよ。》




___ピッ

サブロ｢ッ｣
イチロ｢《おいおーい！
攻撃くらったなぁ、なぁおい？》｣

サブロ｢こっのっ！｣
アリス｢反応するな。


(焦る必要は無い。
バラム先生の授業のおかげで戦闘に後れはとっていない。

しかし厄介だ…)｣





____ヒュッ、カァンッ


アリス｢(圧倒的なリーチ。俊敏な槍さばき。
体術もうまい、動きの兄と)｣




ニロ｢次こっち。｣
イチロ｢こっちな！｣



アリス｢(頭脳の弟。


的確な指示出しとそれに答える身体能力。
洗練されていて、連携にムダがない…



それに比べてこっちは…)｣





サブロ｢オイ首席！
炎出しすぎるな！前が見えん！！｣

アリス｢だから！少し離れろと言っているだろ！！｣
サブロ｢あ゛ぁん！？洞窟内だぞ、限度がある！！｣



イチロ｢アラ仲間割れだわ。｣
ニロ｢やだ〜低俗〜｣
サブロ｢やかましい！！｣
アリス｢落ち着け！！


ムキになって特攻しすぎだバカ者！
もっと慎重に…｣




ニロ｢《首席のくせに度胸ないですね〜》｣





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