【魔入りました！入間くん】甘い香りがする彼女は愛される。VOL.12

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____ガッチリ

クララ｢……｣
イルマ｢……｣





____バビューン！！

イルマ｢ええええええ｣
リード｢イルマくーん！！

ちょっ、待っ…｣
エリザベッタ｢フフ、だめよ。




男女は"二人きり"じゃなくちゃ…


ね♡｣




リード｢(嬉しい…


ハッ！！
いやいや！！惑わされるな！！)｣
エリザベッタ｢あのね？
わたしたち、あんまり食材とれなくてちょっとだけ分けてほしいの。｣


リード｢(近ぁ！！

まずい！
姐さんの能力は好感度(フルラブゲージ)！！)｣

リード｢いや…もってないですよ…

(いいにおいする！！
めっちゃいい匂いする！！

この匂いを嗅ぎ続けていたら魅了されて食材を渡してしまう！！)｣


エリザベッタ｢ほんと〜？｣
リード｢ないです！ないったら！



(この隠してる奥の手の食材は僕らの命綱！
ここで渡す訳にはいかない！！

隠し通せ！息を止めろ！
男の意地(プライド)にかけて抵抗を…)｣




エリザベッタ｢お邪魔します♡｣
リード｢あっ｣



____ゴソッ、ガサッ


リード｢ちょっ、まっ｣



___モゾッ



リード｢そこはっ｣



____モゾ…





エリザベッタ｢わぁい！｣

リード｢(無理だった…)



クソォオオオッ！
エろい女子に抵抗できる男子がいるわけねぇッ！！
渡すわ、あんなん！ありがとうございます！！


でもズルいよぉ、姐さぁん。
好感度(フルラブゲージ)使われたら逆らえないよぉ〜〜｣

エリザベッタ｢あらぁ、"使ってない"わよ？｣
リード｢えっ！？

(じゃあ素であの威力！？)


でも、なんで…｣




エリザベッタ｢あら、前に言わなかったかしら？
私が好感度(フルラブゲージ)を使わない条件♡｣





《そう！
リードは以前エリザベッタから能力の使い方について聞いていた。》



"エリザベッタ｢色々制限があるの♡
密室、距離…それから、



好きなんだ殿方には使わない、とかね♡｣"





リード｢！！！？！？！

(それはつまり、姐さん…
え？

要するに…



姐さんって僕のこと好き！！？？

マジかマジかマジかマジかマジかマジかマジかマジか！)



マジかじゃなくて僕は夢女が好きなんだって！！！
落ち着け、自分！！｣


エリザベッタ｢……。｣





エリザベッタ｢ん〜、でもびっくり。
リードくんのことだからもっと沢山収穫してると思ってたけど…
やっぱり難しいものなのねぇ…｣




リード｢持ってます｣




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