第四幕 隊 服 ページ10
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無比良｢ああ、ちょっと待って夢女！｣
『…はい？』
隊服を持って、部屋に行こうと思ったら先代に止められた。
無比良｢取ってくるからここでちょっと待っててくれ。｣
『…わかりました。』
それだけ言って先代は自分の部屋に向かっていった。
鉄穴森｢夢女さんはおいくつなんですか？｣
『…15歳です。』
鉄穴森｢わっ、若……｣
前田｢…張り切ってよかったな。｣
『…？』
鉄穴森｢…なんのことです？｣
前田｢いえ、なにも！｣
無比良｢待たせた待たせた…！
これを夢女に、と思って…｣
『…羽織？』
先代は私に白い羽織を渡してきた。
…なぜ？
無比良｢ああ。
なーーんにもないただの白い羽織だがな。
俺のお下がりだ。｣
鉄穴森｢へぇ…結構思い切って渡しましたね。｣
無比良｢ああ、たまにはな。｣
『…では、着替えてきます。』
無比良｢おお！｣
お下がり…先代の…
……大切にしなきゃ。
鉄穴森｢……いいんですか？
あの羽織。お気に入りって言ってたじゃないですか。
……元、奥さんの。｣
無比良｢ああ。
あいつは知らないが、着てやらねえと羽織も可哀想だろ？
…あいつは本当に死んだ妻に似ているよ。｣
…
『……』
…着てみたのはいいが……
これ、
脇下部分があいている。
下の丈も短く、横があいている。
少しあきすぎではないかと思ったけど…
まあ、他の鬼殺隊の人達もこういう服なのかもしれない。
…
『…ただいま戻りました。』
無比良｢お帰り…似合ってるじゃないか！｣
鉄穴森｢ええ、ちゃんと鬼殺隊って感じます！｣
前田｢最の高……｣
意外と好評だな。
無比良｢ん？
…下の丈短くないか？それに横もあいてるではないか。｣
前田｢最近の鬼殺隊の女性はああいうタイプに少しずつですが変えていってます。｣
無比良｢へぇ、そうなのか。｣
鉄穴森｢(え？
…見たことないけど……)｣←刀職人の村に住んでいる
前田｢布面積を少なくすることで動きやすいですしね。｣
無比良｢ま、似合ってるからいいんじゃないか？｣
『…前田さん。』
前田｢はい！？！｣
『…隊服を作って下さり、ありがとうございます。』
『…鉄穴森さん。』
鉄穴森｢…はい。｣
『…私の日輪刀を作って下さり、ありがとうございます。』
『…先代。』
無比良｢ああ。｣
『……私を育ててくださり、ありがとうございます。』
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春猫(プロフ) - アオイさん» アオイさん、コメントありがとうございます！無一郎くんですね！了解しました！ (2021年12月6日 1時) (
レス) @page2 id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 私は、無一郎 に一票 です！ (2021年11月16日 15時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - はるさん» はるさん、コメントありがとうございます！伊黒さんですね！私なりに精一杯書かせていただきます！ありがとうございます！ (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 大刀洗さん» 大刀洗さん、コメントありがとうございます！善逸ですね、分かりました！！ (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 美星子さん» 美星子さん、コメントありがとうございます！煉獄さんですね、かしこまりました！ (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春猫
| 作成日時：2021年10月12日 12時
