. ページ7
.
黒い髪の子｢鎹鴉は主に連絡用の鴉でございます。｣
かすかいがらす…鎹鴉ね。
…後で名前をつけてあげようか。
____バシッ
__｢ギャアッ｣
『？』
音のした方を見ると刀しか言わない男の子は鴉を叩いていた。
…今から相棒になるのに。
？｢どうでもいいんだよ、鴉なんて！｣
____ガッ
そのまま彼は白い髪の子の髪を掴んだ。
……女子に手を挙げるなど、卑劣な行為…
？｢刀だよ刀！！
今すぐ刀をよこせ！！
鬼殺隊の刀！！
"色変わりの刀"！！｣
…また刀刀刀……
彼には言語が通じないのか？
耳がついていないのかもしれないな。
炭治郎｢この子から手を離せ！！
離さないなら折る！！｣
？｢ああ？
なんだ、テメェは。
やってみろよ！！｣
炭治郎は彼の手を握っていた。
_____ミシッ
？｢えぇええええ！？！｣
？｢……｣
？｢ぐっ…｣
『……。』
本当に折ったな。
黒い髪の子｢お話は済みましたか？
ではあちらから刀を造る鋼を選んでくださいませ。
鬼を滅殺し、己の身を守る刀の鋼は御自身で選ぶのです。｣
自分で…。
炭治郎｢…｣
？｢……｣
？｢うっ……｣
？｢多分すぐ死にますよ、俺は。｣
__｢チュン｣
彼は相変わらずだな。
……
.
？｢そうか。
"六人"も生き残ったのかい、優秀だね。
また私の
どんな剣士になるのかな。｣
…
玉鋼も選び、採寸も終わった。
正式な任務は制服も刀も届いた後。
それまでは先代の元へ帰ろう。
他の皆も帰り始めている。
…あ、そういえば。
『…大丈夫ですか。』
今日汲んできた水を手につけ、彼女の髪を整える。
白い髪の子｢…はい。｣
『……そうですか。』
白い髪の子｢剣士様が態々ありがとうございます。｣
『…私はまだ剣士ではありません。』
黒い髪の子｢いえ。
…もう今日から貴方も立派な剣士…鬼殺隊ですよ。｣
『…お怪我、お大事に。』
それだけを伝えて、私は踵を返した。
炭治郎｢優しいんだな、夢女は。｣
『…』
…まだいたのか。
私が優しい？
…そんなわけない。
『…優しいのは竈門さんの方では？』
炭治郎｢炭治郎でいいよ。
そんなに歳も変わらないだろうし、同期だろ？｣
炭治郎｢夢女には妹か弟がいるのか？｣
『……。
知りません。』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春猫(プロフ) - アオイさん» アオイさん、コメントありがとうございます！無一郎くんですね！了解しました！ (2021年12月6日 1時) (
レス) @page2 id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 私は、無一郎 に一票 です！ (2021年11月16日 15時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - はるさん» はるさん、コメントありがとうございます！伊黒さんですね！私なりに精一杯書かせていただきます！ありがとうございます！ (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 大刀洗さん» 大刀洗さん、コメントありがとうございます！善逸ですね、分かりました！！ (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 美星子さん» 美星子さん、コメントありがとうございます！煉獄さんですね、かしこまりました！ (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：春猫
| 作成日時：2021年10月12日 12時
