第二幕 竈 門 炭 治 郎 と い う 男 ページ5
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?「おい、そこの鬼!
降りてこい!!」
『……はあ?』
深夜にも関わらず木を揺らして私を起こしてきたのも、私のことを鬼と間違えてることも…
全てに腹立つ…っ!
?「なんだ怖気付いてんのか?」
『…』
…ああいうのは触れない方が安全なんだよな。
無視でいい。相手にしない方がいい。
違うところに移動して…寝る。
____バッ
?「あっ、待ちやがれこの野郎!!」
……気が変わった。
『岩の呼吸 参ノ型 岩軀の膚』
「チィッ…いつからバレて、っ」
____ジュウゥ……
?「……。」
『……目の前の敵に集中するのはいいですけど、周りもちゃんと見なきゃいけないですよ。』
…もうここにいる必要は無い。
?「俺様でも一人でもいけたけどな!!!」
猪の頭を被った彼は叫んでいた。
はいはい。
…
それから五日が経ち、後は最初のとこに集まるだけだった。
…疲れた体に鞭を打ち、立ち上がって歩く。
流石に堪えるな…
後は、この階段を登るだけ。
目の前に男の子がいる。
フラフラしてるな…危なっかしい。
_____フラッ
あ、力抜けたな。
_____ガシッ
『……。』
?「……う、」
『…大丈夫ですか。』
?「あっ、すまない…!
痛っ…迷惑をかけただろう?」
『別にこちらは大丈夫です。』
赤髪で、水色の羽織を着た彼は相変わらずぐったりしている。
『…歩けます?』
?「…ああ、何とか。」
『…肩を貸します。ゆっくりでいいですから、上がりましょう。』
?「そ、それは君に迷惑をかけてしまうんじゃ…っ!」
『ここまで来たら、生き残りたいでしょう?』
____ガサガサッ
『!』
?「っ!?」
「へへへぇ…ここここどもじゃねぇかぁ!
子供でもなんでもいい…っ、食わせろぉおおお!!」
鬼。
?「俺にっ」
『水の呼吸 拾ノ型 生生流転』
「子供の、ニク…ニク、ニクゥゥウウウウ…」
____ジュウゥ……
『……はあ。』
疲れた。
もう一振もしたくない。
?「…き、君も水の呼吸の使い手なのか!?」
『……"も"。』
彼は水の呼吸を使うのか?
?「君の刀は凄く綺麗だな!!
それにさっきの呼吸も本当の水のように変幻自在でそれに強かった!
君は凄いな!!」
『……。』
凄い喋り出すな。
全然平気だったのか、この傷は。
炭治郎「俺の名前は竈門炭治郎!
…君は?」
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春猫(プロフ) - アオイさん» アオイさん、コメントありがとうございます!無一郎くんですね!了解しました! (2021年12月6日 1時) (レス) @page2 id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 私は、無一郎 に一票 です! (2021年11月16日 15時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - はるさん» はるさん、コメントありがとうございます!伊黒さんですね!私なりに精一杯書かせていただきます!ありがとうございます! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 大刀洗さん» 大刀洗さん、コメントありがとうございます!善逸ですね、分かりました!! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 美星子さん» 美星子さん、コメントありがとうございます!煉獄さんですね、かしこまりました! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2021年10月12日 12時