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『…』
人と喋っていたとはいえ、気を緩めすぎた。
…反省だ。
しかもこの鬼、早すぎて鼓が打てなかった。
てる子「キャアアッ!」
清「夢女さ…!」
『お二人は下がって!!』
鬼「おではなんて幸運なんだぁ…
稀血が…稀血がいるなんてぇ…!」
『…』
鬼「しかも女…女もだ…。
女は…」
『炎の呼吸 伍ノ型 炎虎』
鬼「おっとぉ…危ない、危ない。」
『…大きさの割にはすばしっこいのですね。』
鬼「さっさと食わせろぉぉ…!!」
『…ッ』
____ガギィンッ
鬼が拳を振りかざして、刀で何とか受け止める。
が、力が強すぎる。
このままでは刃が折れてしまうかもしれないし、私自身も危険だ。
この大きさ、力を関係ないように対処するためには、
速く!!
『雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃』
鬼「ちょこまかとぉ…!」
『風の呼吸 弐ノ型 爪々・科戸風』
__ズッ
首には届く。
やっぱり速さが大事だ…!
だけど、鬼の首が太すぎる…!
鬼も私を喰おう…いや清くん喰おうと必死だ。
刃が入ったとしても、暴れ回る!
『…ッ』
_____タンッ
一度落ち着いて着地し、また雷の呼吸で動け。
考えろ、次の一手を…
____パリンッ
鬼「ぐっ」
『!!』
鬼に湯呑みが当たる。
清「…夢女さん、を傷つけるな!!」
てる子「夢女さんに何もしないで!」
『…君たち、』
そんなに震えてるのに。
…私が弱いから。
怖がらせてしまった。
ごめんなさい。
でも、ありがとう。
隙を作ってくれて。
『風の呼吸 捌ノ型 初烈風斬り』
____ザンッ
『…ふぅ。』
鬼は消滅した。
流石に疲れた。
陸以上の型を使うと疲れるのが倍になる。
まだまだ特訓が足らないな。
『…二人とも、怪我は?』
清「大丈夫です、夢女さんが守ってくれたから。」
『…君たちが私を助けてくれたのですよ。
本当にありがとうございます。
そして怖がらせてしまってごめんなさい。』
てる子「違うよ!
怖がらせたのは夢女さんじゃなくてあの化け物だよ…!
夢女さんは私たちを守ってくれたんだよ!」
『…』
この子たちは本当に優しい子たちだ。
やっぱり私は、この子達のような何も悪いことをしてない人間が襲われて死ぬ人生なんて…許せない。
だから私は鬼を多くでも殺そう。
それが私のするべきことなのだから。
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春猫(プロフ) - アオイさん» アオイさん、コメントありがとうございます!無一郎くんですね!了解しました! (2021年12月6日 1時) (レス) @page2 id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 私は、無一郎 に一票 です! (2021年11月16日 15時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - はるさん» はるさん、コメントありがとうございます!伊黒さんですね!私なりに精一杯書かせていただきます!ありがとうございます! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 大刀洗さん» 大刀洗さん、コメントありがとうございます!善逸ですね、分かりました!! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 美星子さん» 美星子さん、コメントありがとうございます!煉獄さんですね、かしこまりました! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2021年10月12日 12時