第十幕 突 然 の 猪 ページ26
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またあの猪…!!
一応刀は持っているから鬼殺隊なんだろうけど…!
?「さァ、化け物!!
屍を晒して俺がより強くなるため、より高く行くための踏み台となれェ!!」
猪さんは鬼に向かって走っていく。
なにか案があるのか…?
鬼「腹立たしい腹立たしい…」
_____ポン
『!』
てる子「キャア!」
部屋が回転する。
『…てる子さん、大丈夫です。
あなたは私が守ります。』
てる子「…!
お、お願いします…っ」
炭治郎「ぐっ…!」
?「ゲハハハッ!」
猪は回転した反動、鬼に向かう為の方向転換に竈門さんを踏んでまで鬼に向かっていく。
…何をしてるんだ。
炭治郎「そいつは異能の鬼だ!!
無闇矢鱈に斬りかかるのはよせ!!」
?「腹立たしい……
小生の家で騒ぐ虫共…」
____ポン
____ポン
部屋が回転すると、上から猪が落ちてきた。
…このままだとてる子さんが踏んづけられてしまう。
避けないと…!!
てる子「キャッ」
『…』
てる子さんを移動させることは成功した。
だけど、私の羽織を踏んでいる。
猪の足が私の羽織を踏んでいる。
"無比良「ああ。
なーーんにもないただの白い羽織だがな。
俺のお下がりだ。」"
これは…先代のお下がり……
ああ、駄目。
感情を押さえつけないと…
?「アハハハハハハハハハハハ!!
部屋がぐるぐる回ったぞ!
面白いぜ、面白いぜェ!!」
てる子「お、お姉さん服…!」
『……』
_____ガッ
瞬間、踏まれていた突っ張りはなくなった。
猪が宙に飛んでいて、竈門さんが私の前に立っていた。
竈門さんがどけてくれたのか…
炭治郎「人の物を踏みつけにするな!!」
?「なんだァテメェ…」
炭治郎「人の物を踏むなんてどういうつもりだ!!
これがその人にとって大切なものだったらどうするんだ!」
……!
竈門さん……
?「アハハハ!!いいねいいね…いい投げ技だ!!
人間に投げ飛ばされたのは初めてだぜ!!」
___ダッ
猪は竈門さんに走っていく。
なんで、どうして……
炭治郎「!?
(なぜ俺に向かってくるんだ、鬼殺隊じゃないのか!?)」
竈門さんは混乱している。
てる子さんは守らなければ…
____ガッ
『…え?』
私のお腹周りに腕が回る。
てる子さんを抱えた私を、更に抱えてる竈門さん。
…どうして?
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春猫(プロフ) - アオイさん» アオイさん、コメントありがとうございます!無一郎くんですね!了解しました! (2021年12月6日 1時) (レス) @page2 id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 私は、無一郎 に一票 です! (2021年11月16日 15時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - はるさん» はるさん、コメントありがとうございます!伊黒さんですね!私なりに精一杯書かせていただきます!ありがとうございます! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 大刀洗さん» 大刀洗さん、コメントありがとうございます!善逸ですね、分かりました!! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 美星子さん» 美星子さん、コメントありがとうございます!煉獄さんですね、かしこまりました! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2021年10月12日 12時