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だけど…外の光は見えず、部屋だった。
善逸「嘘だろ嘘だろ嘘だろ!
ここが玄関だったのに!!
外はどこに行ったの、この戸が____…
こっちか!?」
______ガラッ
?「ふしゅううぅうう…」
扉を開けると、上半身裸、頭が猪なヤツがいた。
善逸「化ケモノだァーーーーッ!!!」
____ダッ
猪は俺の方に走ってくる!
このままじゃぶつかるし怖い!!
善逸「ギャァアアッ」
_____バンッ、ドドドド…
猪は俺に目もくれずに走り去って行った。
男の子「……」
男の子はこっちを見てる。
善逸「何だよォ、その目なに!?
やだそんな目!!」
ああ、炭治郎といいこの男の子といい!
みんな冷たいよ、帰ってきて夢女ちゃん!!!
…
夢女side.
炭治郎「てる子、叫ぶのは我慢だ。
部屋は動くから廊下に出るな。
退がって棚の後ろに隠れるんだ。
夢女はてる子を守ってくれ。」
『…いや私も戦います。』
炭治郎「大丈夫だ。
あの鬼は俺に任せて、てる子を頼む。
…夢女にしか頼めないんだ。」
『……分かりました。』
そこまで言われたなら彼に任せるしかない。
『…でも、危険だと思ったら私も行きますからね。』
炭治郎「ああ、ありがとう!」
鬼「ブツブツ…」
鬼はブツブツ小声で何かを言ってる。
鬼「なぜだ。
どいつもこいつも他所様の家にづかづかと入り込み、腹立たしい……
小生の獲物だぞ。小生の縄張りで見つけた小生の獲物だ……
あいつめ…あいつらめ。」
鬼は私たちに気づいてるのか分からないが、相も変わらずブツブツ言っている。
気づかず首を切ることができたら…
炭治郎「俺は鬼殺隊階級・癸!!
竈門炭治郎だ!今からお前を斬る!!」
何故言うんだよ!!!
不意打ちできないのか…!?
竈門さんは鬼に刀を振りかざした。
鬼「俺が見つけた"稀血"の子供なのに…ッ」
_____ポンッ
鼓…!!
『…てる子さん!』
てる子「キャアッ」
炭治郎「……!!
てる子!!」
てる子さんをなんとか腕の中に抱きとめ、衝撃を与えずに済んだ。
鼓の音がしたのに部屋は変わっていない。
鬼だっている。
変わったのは、畳の位置…?
部屋が回転した…という考えでいいのか…!
…厄介だ。
炭治郎「!?
(何だ!?匂いが迫ってくる。)」
___バキャッ
壁が壊れた。
?「猪突猛進!!猪突猛進!!」
そこから出てきたのは彼だった。
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春猫(プロフ) - アオイさん» アオイさん、コメントありがとうございます!無一郎くんですね!了解しました! (2021年12月6日 1時) (レス) @page2 id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 私は、無一郎 に一票 です! (2021年11月16日 15時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - はるさん» はるさん、コメントありがとうございます!伊黒さんですね!私なりに精一杯書かせていただきます!ありがとうございます! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 大刀洗さん» 大刀洗さん、コメントありがとうございます!善逸ですね、分かりました!! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 美星子さん» 美星子さん、コメントありがとうございます!煉獄さんですね、かしこまりました! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2021年10月12日 12時