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第九幕 鼓 屋 敷 ページ23

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隠「お待たせしました!」
『…ここに怪我人が。
私たちはあの屋敷に入り、鬼を倒します。

…この人をよろしくお願いします。』

隠「はい!
お気をつけて!!」




男の子「に、兄ちゃんじゃない…
兄ちゃんは柿色の着物をきてる……」
炭治郎「!!
(そうか、何人も捕まっていたんだ。)」


炭治郎「善逸、夢女!!行こう!」
善逸「……」ブンブン
『…分かった。』

…どこかで見た事あると思ったら、最終選別にいた煩い黄色の髪の子。
善逸…という名前なのか。

彼は首を振った。





炭治郎「……。」

善逸「!?」


するとその様子を見た炭治郎が…すごい顔をしていた。




炭治郎「そうか。わかった。」

善逸「ヒャーーーッ、何だよォーーーー!!
なんでそんな般若みたいな顔すんだよォーーッ
行くよォーーーッ」
炭治郎「無理強いするつもりはない。」
善逸「行くよォーーッ!!」


相変わらず彼は煩いな。


竈門さんは兄妹のところに行き、背負っていた箱を下ろした。



炭治郎「もしもの時のためにこの箱を置いていく。
何かあっても二人を守ってくれるから。」
善逸「うぅうう…」



三人揃って屋敷の中へはいる。
一番の厄介はあの鼓の音。
部屋が変わるのが嫌だな。




善逸「炭治郎、なぁ炭治郎。
守ってくれるよな?俺を守ってくれるよな?」
炭治郎「……善逸。
ちょっと申し訳ないが前の戦いで俺は肋と脚が折れてる。まだ完治してない。

だから」
善逸「えええーーーーッ
何折ってんだよ骨!折るんじゃないよ骨!
折れてる炭治郎じゃ俺を守りきれないぜ、ししし死んでしまうぞ!

ヒャッ、どうすんだどうすんだ!
死ぬよこれ、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬヒィーーーッ
骨折してるなんて酷い、あんまりだぞ!
死んだよ俺!!九分九厘死んだ!」

炭治郎「善逸静かにするんだ。
お前は大丈夫だ。」
善逸「気休めはよせよォーーーッ」




『…私、先いきますね?』



なんか進まなさすぎて腹たってきたし。
…彼、煩いし。



善逸「やだやだやだ!ごめんね!!
女の子の前で情けないと思うけど、俺めっちゃ怖いの!!


……ってあれ、君最終選別の…」



今更?





善逸「ね!!
俺のこと覚えてる!?」
『……はい。』
善逸「俺、生き残れたんだよ!
俺の名前は我妻善逸!君は?」
『…透白夢女です。』

善逸「夢女ちゃんかぁ〜、名前もかわい」





炭治郎「駄目だ!!」
善逸「ギャーーーーーッ」


竈門さんは急に叫んだ。




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春猫(プロフ) - アオイさん» アオイさん、コメントありがとうございます!無一郎くんですね!了解しました! (2021年12月6日 1時) (レス) @page2 id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 私は、無一郎 に一票 です! (2021年11月16日 15時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - はるさん» はるさん、コメントありがとうございます!伊黒さんですね!私なりに精一杯書かせていただきます!ありがとうございます! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 大刀洗さん» 大刀洗さん、コメントありがとうございます!善逸ですね、分かりました!! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 美星子さん» 美星子さん、コメントありがとうございます!煉獄さんですね、かしこまりました! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春猫 | 作成日時:2021年10月12日 12時

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