【鬼滅の刃】鬼 殺 愛 記 『1』

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人は空中を飛んだ。
…ダメだ、このままだと落ちてしまう…！


だけど、間に合わないｯ





すると、もう一人……









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炭治郎｢…夢女！！！！｣




夢女がその人を抱えて、着地しようとしていた。








…





夢女side.







『うぐっ…！』
｢嫌だァァ！！｣



体が押される…！
一体どこに向かってるんだ…！！




｢死にたくなっ、｣
『…死なせません、絶対にっ！！




だから_____』





私の手を掴んで




という前に目の前は明るく、外に出たんだと察した。
ダメだ、彼とはまだ離れている。


届け、手。




彼は私に手を差し出した。
…その目は私に助けを求めていた。



……守らなければ、彼を。






____ガシッ


彼のおかげで手が届いた。

もう彼は満身創痍。
体はボロボロで安静にしないどすぐ死んでしまうだろう。

…威力を与えない為には…








『水の呼吸 捌ノ型 滝壺』




呼吸を使って、どんな形にもなれる水の呼吸で…！
地面との衝撃を少なく…っ！！









______バシャンッ




『……っ、はー…』




…なんとか、着地できた。





『…大丈夫ですか！？』
｢…ぅ、うう…｣

危険。




『色筆…！』
色筆｢ハイ、分カッテマス！！｣


色筆が応急処置のできる鬼殺隊員を呼んできてくれる。
それまでは…持ちこたえてもらわないと。





炭治郎｢夢女！！！｣
『…竈門さん。』


炭治郎｢その人、どうしたらいい？｣
『…出血が酷いので、出血を止めたいです。
布をお持ちですか？』
炭治郎｢手ぬぐいなら！｣



｢…き、みは…｣
『…いいですか、喋らないでください。
きっと貴方は助かる余地があります。
ので、続きはまた聞きま』








______｢グォオオオオォオオオオォオオ！！！！｣






屋敷の中から雄叫びが聞こえる。
ここにいる全員が竦んだだろう。





_____ポン ポン ポンッ



そして、忌々しい鼓の音。








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第九幕 鼓 屋 敷→←.

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