・吸血鬼すぐ死ぬ ページ6
.
いつもの見廻り中、今日は平和そうだ。
『いやああああああああああ！！！！』
女性が走ってきてその後ろには数体の下等吸血鬼。
……何だあれ。
……
｢…あの、大丈夫ですか？｣
『ハーーーッ、ヒイッ…
あ、ありがとうございます！』
｢ヒョワッッ！｣
『ひょ…？』
めちゃくちゃこの子可愛い…！
『守ってくださりありがとうございます！
今日15匹目だったのでもう体力なくなりかけてたので。』
｢待って、15…？？？｣
15匹…？吸血鬼が…？
なんで…？吸血鬼退治人の俺でもそんなに襲われた日はないぞ…？
『私、昔から吸血鬼に好かれやすくて…』
｢好かれてるの範囲超えてんだよ！！！｣
『ひえっ、ご、ごめんなさああああい！！』
｢あっごごごめん！！
驚かすつもりじゃなくて！！｣
ついドラ公と同じ返事をしてしまった…！！
｢ロナルドくーーん、どうしたんだい。
そんな所で立ち止まるなんて。｣
ロナルド｢いっ！！？｣
噂をすれば本人が来やがった。
ロナルド｢あーー、お姉さん。
こいつ吸血鬼なんですけど俺の相棒みたいなドラルクって言うんですけど……
血は吸わない奴なんで安心して……｣
ドラルク｢お嬢さん、唐突ですまないが血を吸わさせてもらっても…？？｣
『？ ？ ？』
ロナルド｢！？
何してんだあああああ！！！！｣
この馬鹿はお姉さんの近くまで行き、もう少しで血を吸う体制まで入ってた。
いつの間に…！
ロナルド｢何してんだテメェはぁ！！！｣
ドラルク｢スナァッ｣
『…え？ ？』
お姉さんもとても不思議な顔をしている。
ロナルド｢あーーーえーとですねぇ…｣
ドラルク｢このお姉さんの血はすごいぞ、ロナルドくん！！｣
ロナルド｢あ、なんでだよ。｣
ドラルク｢このお姉さんの血は500年に一人くらいの貴重な稀な血だよ！
だから吸血鬼からしたら他の人間なんて眼中になくなるくらいに！｣
ロナルド｢あ？？
そういえばお姉さんって見覚えがないんですけど…｣
『あ、最近ここに引っ越してきたので。』
ロナルド｢どうして引っ越してきたんですか？｣
『えーと、友達にここいいよって言われたから…
あ、このメッセージですね。』
＜夢女〜！
新横浜のここいいから引っ越しておいでよ〜！
え、なんで？＞
＜面白くなりそうだから。
ロナルド｢ちょっと待って！！
この人絶対悪意あるから！！｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
六番(プロフ) - 初コメ失礼致します！ 占ツクでロスジャが拝見出来るとは思いませんでした…！主様の文才と話の展開にワクワクしながら読ませて頂きました！これかも頑張って下さい！応援しています！ (2022年1月19日 8時) (
レス) @page5 id: 9b676a790b (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 黒紫陽花さん» 黒紫陽花さん、コメントありがとうございます！吸死お待たせしました！喜んでくれたみたいで嬉しいです！そんなまだどんどん書きたいので悔いなしなんて言わずに待っててください！ありがとうございます、更新頑張ります！ (2021年11月24日 19時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
黒紫陽花(プロフ) - 吸死から始まって下さるの神ですか…？？春猫さんの吸死作品見れてもう我が人生に一片の悔いなしです！！更新無理せず頑張ってください！！ (2021年11月23日 6時) (レス) id: 39906dd66e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：春猫
| 作成日時：2021年11月22日 21時
