【殺戮の天使】殺人鬼たちに愛された末路。12

レイチェル・ガードナー落ちエンド ページ16

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ﾚｲ｢夢女。｣



『レイ…どうしたの？』



そこにいたのはレイで。

レイはいつも通りに立っていた。



ﾚｲ｢また夢女に会えて嬉しい。｣

『私だって！』






ﾚｲ｢私ね、死にたいの。｣

『……うん。
知ってるよ。


だからさ、また会う時にはレイが死んでたりしたらどうしようかなぁって思ってたんだ。』



ﾚｲ｢でも、夢女と出会って……
あのビルで共に生きて……


楽しかったんだ。
夢女が私を助けてくれたこと、今でも鮮明に覚えてる。｣



『私がそんなに守れてたかなぁ。』
ﾚｲ｢私にとっては守れてたんだよ！


だから、本当にありがとう。｣


『……うん。』





ﾚｲ｢夢女だって、怖かったのに。

私を怖がらせないために、我慢して我慢して……


その心気遣いに…私は心が暖かくなった。｣



ﾚｲ｢自分のことよりも……私を優先してくれた……｣






ﾚｲ｢夢女となら、私……



まだ生きたいと、思ったの。｣


『え……っ。』



じんわりと目が熱くなっていくのがわかった。





ﾚｲ｢……泣かないで。｣


『だって……だってぇ…

まさか、レイが生きたいって……


言ってくれるなんて…思って、なかったからぁ……！』





レイは私の手を握った。





ﾚｲ｢私は、夢女が好き。

大好き。｣





ﾚｲ｢……だから、考えてほしい。




私を、選んで。｣







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レイチェル・ガードナーエンド。

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