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これが、最後の扉……
レイ、ザック、私の順で一列に並んだ。
なんかこう並ぶと、緊張が……
『ここを開ければ、』
ﾚｲ｢外に出られるはず……！｣
ｻﾞｯｸ｢……なぁ、レイ。
俺がお前を殺す。
……その時はいい顔しろよ？｣
ｻﾞｯｸ｢お前元々笑った顔、下手みてぇだしな！｣
『なんて女の子に酷い言葉……』
ﾚｲ｢……うん！！｣
レイは完全とはいかないが、最初とは違い晴れた顔で笑った。
まだまだぎこちないけどね…
.
______ﾀｧﾝｯ
.
銃…声……？
.
____ﾄﾞｻｯ
.
倒れた音がした。
それはザックの奥からだった。
ｻﾞｯｸ｢……おい。｣
綺麗な錦糸のような金色は見えなくて、
代わりに透明な水じゃなくて、赤一色の液体があった。
『レイ……』ﾕｻ…
なんで床で寝てるの？
起きないと、もう出るんでしょ……？？
ｻﾞｯｸ｢なんだよ、これ……
なぁ、
レイ！！！｣
.
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作者名：春猫
| 作成日時：2020年12月27日 3時
