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.
____ﾄﾞｶﾞｯ、ｶﾞｯ
ﾚｲ｢大丈夫、大丈夫…｣
___ﾊﾞｷｯ、ｺﾞｯ
父｢あぁ……我慢ならない！！｣
___ｺﾞｯ､ｺﾞﾝｯ
ﾚｲ｢怖くないよ……
____ねぇ｣
___ﾊﾞｷｯ、ｶﾞｯ
母｢何をする気なの！
.
あぁああぁぁあぁぁあああああああぁああぁぁぁあああぁあああああああぁああぁぁぁあああ！！！！！ ｣
___ｼ…ﾝ……
ﾚｲ｢今日は…酷いな…
様子を見てくるから待っててね。｣
そこで見たことは、とってもよく覚えてる。
.
____ ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬ
そこで見たのは、倒れているお母さんの上に跨っているお父さんで。
お父さんはお母さんの上で上下している。
月の光で見えたのは、包丁だった。
父｢そこでなにしてる。
見たな、見たんだな？｣
ﾚｲ｢ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ｣
父｢俺はな、最初からいらなかったんだよ…
ここにあるもの全部俺を不幸にするんだ……
だから、
お前も死んでくれよ！！｣
お父さんは私に向かって、包丁を振り上げた。
逃げなきゃ……殺される…！
ﾚｲ｢そうだ、子犬……｣
2階の部屋に行かないと…
……あの、小棚…
ﾚｲ｢…お母さんの、切り札。｣
引き出しを開け、中身を取り出した。
父｢アァアァアアｯ！！！｣
酷い
酷い
どうして
___ﾄﾞﾝｯ
急いで自分の部屋の扉を開ける。
ﾚｲ｢……大丈夫。
怖くないよ、なんにも心配いらないよ…｣
___ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
ﾚｲ｢ねぇ、だって
こうするしか、ないものね。｣
____ﾊﾞﾝｯ
父｢親父をイカれてると思うか、レイ。
でもな、レイ。お前も一緒だ。
部屋に逃げ込んで、そんなものに話しかけてるお前はどうかしてる。
その箱を開けてみろ、ん？｣
ﾚｲ｢ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ｣
___ｶﾞｻ…
父｢あぁ、お前もやっぱりイカれてる！
なんだその犬は！？
つぎはぎだらけの死体だ！！
どうせその犬__お前が殺したんだろう！
引き裂いた腹も縫って、口を縫って心地よかったか……！？｣
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作者名：春猫
| 作成日時：2020年12月11日 19時
